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絵についてその2


「人気者になりたい」と思っていた自分が気づいた事

俺は気づいた。
この世には、機会さえあればとびきりに愛されるはずなのに誰にも見つけられず埋もれてる人がたくさんいるはずだということに。
たまにいるんだよ。「なんでこの人こんなにいい絵を描くのに俺よりフォロワー少ないしいいねも全然ついてないんだろう」みたいな人が。
頑張っても報われるとは限らないし、実際どんだけ頑張っても何年続けても誰にも評価されなかったといって活動をやめてしまう人もたくさんいる。
でも俺は評価されるかどうかっていうのはある程度運も関係してると思ってて、冷静に考えれば絵の業界ってのは需要に対し供給が多すぎるわけで。
ほんなら、描く人が多ければどんなにいい絵を描いてても運に見放されていれば埋もれていってしまうのも当たり前のことだ。
もう、ありえんほどいい絵を描くのに本当に誰にも発見してもらえず一人で暗闇の中細々と絵を描き続けてる人も大勢いる。芸術やらスポーツやらで日の目を見る人なんてのはほんの一握りしかいない。
野球とかだってそうだ。みんな小さい頃から部活やら少年野球やらでずっとそればっかりやってきて、その中から強い人が選ばれて甲子園に出て、さらにその中から選ばれた人だけがプロになるのにそれでも、その人の中にも落ちぶれていく選手は必ずいる。
俺が知ってる人の中にも、つながってた人の中にも、どんどん成長していって有名になっていって星みたいな遠い存在になってそのままブロ解をよこしてきやがった馬鹿野郎がいる。
そういうもんなんだよ。有名になるということには代償もある。人は有名になれば調子に乗る生き物だから、感謝の心を忘れていくんだよ。
そうするとどうなるのかというと、今まで見ててくれた人たちの中で自分と同じ土俵にいない(要は、あまり評価されていない人)に対しブロックやらブロ解やらひどいことをするようになる。
無名だった頃から一緒に走ってきてくれた人をだよ?俺はそんな奴になりたくない。
いろいろゴチャゴチャしてしまったけどつまり俺が言いたいのは、一生かけて絵を描き続けて死んでからでもいいから誰かに見つけてもらいたいというくらいの根気をもってやったほうがいい。
死んでから何年も経ってやっと評価される人だっているんだから。諭吉やゴッホもそれだった。
特に俺のフォロワーさんなんて俺よりも若くて将来有望な奴らばっかりなんだから自信持てばいい。
そんな、十数年や20何年の人生で成果を出せるわけがないんだ。余程運に恵まれてない限り。
有名絵師なんていっぱいいる。いっぱいいるけど実際にはもっといい絵を描くのに埋もれてる神絵師のほうが多い。

僕のTwitterより

つまり、絵の業界の競争率は生活に必要な仕事などとは比にならないほどのものなのだ。そんな中で人気者になれるのはほんの一握りということを理解しておいたほうが精神が疲れないだろう。(もちろん、「じゃあ自分がそのひと握りとやらの中に入ってやればいい」というハングリー精神も大切だが)

絵に個性を出す方法

よく、「そんな個性的な絵をどうやって描いているのか」と聞かれるが、現時点での僕はとくに誰の真似というわけでもない。
もちろん、こうなるまでに色んな画家などに影響を受けてきたわけだが、絵に個性を出す方法を簡単に説明すると

1.まず、好きな画家や絵師などを三人ほど見つける。別に三人でなくとも、多ければ多いほどいい
2.その絵師たちのどこがいいと思ったのかを分析して、その良いと思ったところだけを混ぜ合わせて真似する。
3.そこに、「こうだったらもっといいな、ここがまだ足りないな」と思った要素を足す。これがオリジナリティになる
4.そうして出来上がった絵柄で何枚も絵を描く。こうしているうちに絵のバランスも自然とよくなります。

かなり端折りましたが、だいたいこんな感じです。
僕は最初はこの方法で描いていましたが、今は自分でつけ足した要素に全てが飲み込まれているような状態です。
好きな絵師の絵を参考にしたことでパクリ扱いされようと気にしなくて大丈夫です。(丸パクリやトレスはだめだけど)そもそも絵なんてこんなに沢山の人が描いていればかぶるのも仕方のない事なので「お前俺の絵パクっただろ」などと言っていいのは人類で一番最初に絵を描いた人だけなのです。

ちなみに絵が上手くなる方法というものは個人的にそんなものはないと思っておりまして、まず絵は上手さで勝負するものではない上どれだけ「上達する練習法!!」などと謳われている方法で練習したってやる気と楽しむ気持ちがなければいつまでたっても上達もなにもできません。(僕がそうでした。)

長文失礼いたしました。「楽して絵が上手くなりたい、バズりたい」や「どうして自分は頑張っているのに認められないのだ」と嘆く人が多いと思ったので言わせていただきました。

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限界学生。
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