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呪詛


Netflixで配信前から楽しみにしていた映画「呪詛」。
怖すぎる等の前評判もよく耳にしたので期待値高めで鑑賞したので自分の為に雑記。

なんかこう、所謂ホラー作品のいい所を継承しつつ、オリジナリティもあってとても楽しめた。
監督も結構若いようで自分自身の見てきた作品と被るところも多いのかなと思いました。シンクロ率的な。

終始POVで進んでいく映像からは始祖的なブレアウィッチプロジェクトよりそれ以降の、REC、グレイブエンカウンターズ、テイキングオブデボラボーガン、パラノーマル・アクティビティとか2000年以降の色を濃く感じて馴染みやすかったし、話の進み方、ストーリーはノロイだったり、放送禁止とかの日本のモキュメンタリーを彷彿とさせるものがあって勝手にグッときた。

主観映像の作品は全容だったり時系列が分かりにくい事が多い(それが狙い)けど、その辺は凄く整理されてて観やすい工夫がされていたと思う。そこで物足りないと感じたり、没入感が不足したりと感じる部分もあったけど、2時間近い作品にしては長さを感じさせなかった。

呪詛のタイトルの通り、信仰、祈り、密教、邪教、が軸になっていて、舞台も台湾。
鬼子母神、大黒天(なのかな?)とかをオマージュした(というかそれに背いた?)仏さんの姿は仏教に慣れ親しみのある日本人には結構なインパクトがあってよかったなー。

面白い映画でした。


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