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創作全般の覚え書き

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自分の、あるいは社会の創作の話題で反応してしまったことの覚え書き
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2022年4月の記事一覧

私の仕事場づくり

私は、19〜26歳の間、いろいろな職業を経験しましたが、その間、料理人の経験が一番長く、その時の経験が今の仕事に・・・和装染色品の制作がメインですが、いろいろな面でとても役に立っております。 そのなかで、今回は「調理場での経験を応用した仕事場づくり」について書いてみようかと思います。 特に「都市部での染色あるいは、その他の工芸品制作を生業として行う場合の仕事場づくり」に有効です。 * * * * * * * *  調理場、特に都心部の飲食店の調理場というのは、だいたい

描きたいものは無いけども絵を描く事は好きという人

は、意外に多いです。 もちろん、これは工芸系でも当てはまります・・・あ、というか、大人になって収入のために仕事をする場合は、全てに当てはまるか・・・と書いていて気づきました。出だしからイキナリかい!笑 何にしても、職業にする場合は、どの分野でも趣味と違って単に好きなだけでは通用しませんから「それほど好きでも無い事だけど、他の人には耐えられない事が耐えられる」とか「それほど好きでも無いけど、それほど苦労無く他人よりも出来てしまう事」を選択するのが良いですね。 世の中、自分

「語りの池」に浮かぶ作品

現代美術の作品は、作品の周辺と作品成立の文脈を詳細に語り、作品自体がその「語りの池」に浮かんでいる 伝統工芸は、作品の本質とは関係の無い、素材や技巧などのスペックや、家柄や権威の事ばかりを語る。作品はその「語りの池」に浮かんでいる