シンプルさは、構成要素を同じ方向に向けてやる事によって産まれる
画家のマティスが本のなかで「”単純さ”と”簡単さ”は全く違う」と書いておりましたが、全くその通りだと思います。
ここでは「単純=シンプル」という言葉づかいにします。
「様々な要素が連動し、ひとつの個性として働く存在」である「シンプルさを持ったもの」と「内容が空疎で薄く、練り上げられていない簡単なもの」とは全く違います。
良く「無駄なものを削り落とした云々」がシンプルさの説明だったりしますが、それだと「失うものが多い」のですね。それだと、実用的・感覚的両面において限られた