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創作全般の覚え書き

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自分の、あるいは社会の創作の話題で反応してしまったことの覚え書き
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2020年8月の記事一覧

美味しいものほど

美味しいものほど、五感を働かせ、ゆっくり味わい、その余韻までしっかりと味わい尽くすべきなのに 美味しいものほど、早くもう一度味わいたいと、どんどん食べて、自ら味わいの余韻を消してしまう 良い小説ほど、しっかり味わい、その余韻を深く受け止めるべきなのに 面白くて、どんどん次を読みたくなり、読み流してしまう その他その他・・・ 自分が心動かされたものを、味わい尽くす事は本当にむづかしい。心動かされた事によって産まれた感情を味わい尽くす事は本当にむづかしい その創作その

私は「推し」という言い方が好きです

題名の通り、 私は、若い人たちの「推し」という言い方が好きです。 昔なら「贔屓」、普通に言えば「ファン」なのでしょうが、それらとは微妙に違って・・・何というか、上からの態度で「応援してやる」ではなく、自分が好きなものを産み出す人自体を後押しするような姿勢に感じます。その人自身が幸せになって欲しい、という感じ。(全ての人がそうではないのでしょうけども) 自分の好きな俳優さんでも、声優さんでも、漫画家さんでも、芸人さんでも、ミュージシャンでも(その他いろいろ)自分の好きな人

「思い」と「実行動」が分離した時から、その文化の寿命の終わりが始まります

ネットを徘徊していたら、有名な紬織りの工房への取材のブログ記事があって、ちょっと立ち寄って読んでみました。 「昔は(昭和30年代)織った先からどんどん売れた時代があり、毎月18本織る腕の良い職人もいた。織ったら織った分だけ全て売れた」らしいです。スゴイですね。 しかし「現状は(2010年の記事でした)沢山織っても売れないので工房をどうにか回せる程度の仕事をどうにか得ている」との事。 そのブログ主さんの感想として 【〜呉服業界では「幻の〇〇」といった具合に、いかにもそれ