話すのが苦手な僕が、初出場のカタパルト・グランプリで入賞できた理由(アーカイブ動画あり)
こんにちは。
「クリエイティブで、世界を豊かに」したい、リチカの松尾です。
このたび、日本最高峰と言われるピッチイベント、ICCサミット FUKUOKA 2023「カタパルト・グランプリ」に登壇し、5位に入賞することができました。(ありがとうございます!!)
出るからには優勝を目指していたので悔しい部分はありますが、本当に学びが多い機会となったので、noteにまとめてみます。(アーカイブ動画もぜひ見てほしいです!→こちら)
設立9年目、ピッチ初登壇
実は、今回がピッチイベント初出場。
今まで出るタイミングを逃しつつ、避けて通ってきた道でした。(意外とそういう起業家の方、多いのではない?)きっかけは、ICCにスポンサーとして参加登録させていただいた際、代表の小林雅さんに「カタパルトにも出てみたら?」とお声がけいただいたこと。
オーディエンス400名の前で自社について知っていただく格好の機会。本当にありがたいお誘いでした。
余談ですが、この時、カタパルト・グランプリが様々なピッチ優勝者の頂上決戦であることをちゃんと理解していたら、二つ返事で「是非お願いします」なんて言えなかったので、無知の即断即決って大事なと思いました笑。
やるからには優勝を目指したい!
しかし、初出場のため、ノウハウも何もありません。何もないんだから徹底的に基本に忠実にやろうと決め、準備をスタートしました。
1. 過去入賞者の動画、noteを全部見る
まずは「場」を理解することから始めました。
ありがたいことに、「ICC 動画」や「ピッチ 動画」で検索すると多くの方の動画が見放題。本当便利な時代です。片っ端から動画を見て学びました。
最近ではnote等でノウハウを書いてくれている方も多く、どのようなプレゼンを行ったか、実際の動画を見ながら学ぶことができ、本当に勉強になりました。
特に勉強になった3つのnoteです。(ありがとうございます!)
特にOh my teeth西野さんが配布されていた「感情トレースシート」を活用して、歴代のプレゼン動画を鑑賞し、どんな構造になっているかを書きまくりました。
2. 審査員、登壇者を正しく把握する
「場」の理解は続きます。
次に審査員、登壇者をリストアップし、カテゴリ分けをしました。見落としがちなのですが、ピッチコンテストには評価する人、競争相手、がいます。少なくともどんな方なのか理解していなければ、本当にいいピッチは不可能です。
同様に、他の登壇者の方が、どういう方か、どんなスタイルでピッチをするのかを入念に分析していきました。だんだん傾向が見えてきました。
3. 目標、戦略、ポジションを決める
環境がある程度理解できたので、ここで再度自社の目標を立てました。
審査員というとVCの方が多いイメージがありましたが、1/3という事実に気づけたのがよかったです。
その上で、立てた作戦は以下です。
事業もそうですが「何をやるか」よりも「何をやらないか」を決めることが大事です。
今回は、
① VC、CFOの人たち向けのピッチをしない
② 他の人と同じ土俵で戦わない
ということを決めました。
①に関しては、そもそもの参加の直接目的はファイナンスではなく事業連携や協業であったため、事業会社のCEO、COOに「導入したい」と思ってもらえるかを重要視しました。
②に関しては、シンプルに、他の登壇者の人たちが事業もプレゼンも強すぎるので差別化を徹底しました。
社会性の高い事業が多い中で、差別化できるポジションは何かを考えたところ、プレゼンの達人であるe-Education代表、三輪さんに「松尾さんは持ち前の軽やかさを生かしたプレゼンが映える」とアドバイスをいただき「軽やかさ×実績重視」でいこう、と決めました。
4. ストーリーを設計する
ここまで決まればあとは、原稿作成→練習の繰り返しです。
いろんな方の発表を聞いて、スライドよりも構成、ストーリーが大事。スライドはあくまで補足。だと感じたのでギリギリまでストーリーを見直しました。
途中、いろんな方のプレゼンをみすぎて「全部大事なこと詰め込んだ可も不可もないピッチ」になってしまっていたので、さらに多くの人のフィードバックを頂きながら10回くらいストーリーを書き換えました。(代表の小林雅さん、e-Education三輪さん、Growth Camp山代さんはじめフィードバックいただいた方々本当にありがとうございました!)
5. ひたすら練習→録画して見直す
ここまでくればあとは4→5の繰り返し。
実はあまり人前で話すことは得意ではないため、めちゃくちゃ練習しました。直前までカラオケやホテルで録画や公開フィードバック会を何回もやりまくりました。
実際の動画はこちら
実際の動画はこちらです。1:18:20~くらいから流れます。
あっという間の7分間。
終わった後、想像以上に「よかったよ」と声をかけていただいたこと。事業提携、投資関連のお話をいただけたのがうれしかったです。
改めて、今回の貴重な機会をいただけたICC代表の小林さん、素晴らしいイベント運営をスタッフの皆様、フィードバックいただいたe-Education三輪さん、Growth Camp山代さん、多くの刺激をもらった登壇者の皆様。本当にありがとうございました。
そしてギリギリまでフィードバックくれたCo-CEOの中西さん。社内のみんなの応援、本当に支えになりました。こういう場で登壇させてもらえるのは、日々の事業成長があってこそです。本当にありがとう。(この応援スタイルはビビったけど笑)
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