山は怖い
# エッセイ
# 人生訓
蝶を標本にしょうとする時、どうしても羽が破れていない完品がほしくなる。しかしなかなか捕虫網で捕るのは大変です。ではどうするか、お目当ての蝶の卵を採集してきて家で食草を与え育て羽化した蝶を展翅すればいいのです。しかし口で言うのは簡単ですが冬山へ行かなければなりません。前、こんなことがありました。雪の冬山で葉の落ちた高い木に登って蝶の卵を採っている時でした。近くで猟師の鉄砲の音がしました。その時初めて私は築きました。私は黒づくめの服、こんな冬山の葉のない高い木の、上の方まで登っている酔狂な人間はいない。(クロミドリシジミは高い木のてっぺんの方に卵を産む)誰も木に登って蝶の卵を採っているとは思わない。もしかしたら私は熊に見えるのではないか?ゲ、物凄い恐怖にとらわれました。目の悪い猟師なら撃たれる。足が震えだしました。
人間常に目先の欲に囚われず、自分が他人からどう見えるか常に考えて行動すべきです。
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