富士山の裾野の青木ケ原樹海の中でテントを張った日。
富士山の裾野の青木ケ原樹海は怖いところとして有名ですが、私は友人と珍しいカミキリ虫を探すため分け入り青木ケ原の樹海の中でテントを張って泊まった事があったのですが、超怖い想いをしました。2度とあんな所でテントを張りたいとは思いません。昼間でも薄暗く、溶岩がデコボコして大きな窪みがあると思えば高くなっている所があって見通しが全然聞きません。大きな窪みに入ると全く方向感覚がわからなくなってしまいます。周りがいつまでも似たような景色なので道に迷うわけです。暗くなって来たのでテントを張ったのですが、夜になってちょっと外に出ると漆黒の闇です。何も見えません。それなのに人が立ってるように見えるのです。全く音もしません。私は悪いことに前の日に化け猫の映画を見たものですから寝ているテントの中へ生首がヌッと顔を突きだしてニャッと笑うんじゃないかと恐怖に囚われました。お陰で一睡も出来ませんでした。あれから2度と青木ケ原には足を踏み入れてはいません。最近テントが人気ですが、私はそうは思いません。虫が入ってきたり、蛇が入って来たらどうするのでしょうか。