今だから感じるシン・エヴァンゲリオンについて思うこと
昨年私は数記事シン・エヴァンゲリオンについて思うことを書いた。そして、今このタイミングだからこそ思い考え、書けることがあると思い至った。
今までの記事では、居場所や自己受容することについて書いてきたが、今回は別の視点で書く。他の方も既に書いていることだとは思うが、そうであっても、自分のために書きたいと思ったのだ。
★自分の生きていきたい未来を作ること、作るチカラ(エネルギー)があるということ
シン・エヴァンゲリオン最新作では、シンジはエヴァのない世界を作り、マリと歩んでいくところで終わる。序ではエヴァのある世界を生きるシンジがエヴァに乗るようゲンドウに言われ、乗ることを決意し、破では使徒に吸収されてしまった綾波レイを助けるも、意図せずサードインパクトを引き起こし、地球には大きな被害が出てしまい、シンジ自身も融解し意識のないまま14年の時を経、Qに至る。Qではサードインパクトが自身の意図しないところで引き起こしてしまったことを受け入れられず、サードインパクト前の世界を取り戻すためにフォースインパクトを起こすが、世界は希望の薄いまま。
そんななかで迎えた最新作では、シンジが自分と、そして今まで避けてきた父親と向き合うことで、自分自身がどんな風に生きていきたいのかを自分の頭で考えて意志を持って行動している。その結果、今までとは違うタイムライン(パラレルワールド)を作ることに成功した。今までとは違うタイムラインを作ることができたのは、彼が真にエヴァのない、それでいて他者もいる世界を作りたいと願い、行動していったからなのだろう。そこにはシンジの夢を実現させるためのエネルギーが確かにあったのだ。
今までは辛い世界が繰り返されるループにはまっていたエヴァが、最新作ではエヴァや争いのない平和な世界で終わったのだ。
きっと私たちも、こんな未来にしたいと考え、自分を信じて行動していければ、シンジのように自分の生きていきたい未来を構築出来ると勇気をもらえた。
ある意味で昨年度までの私とは違う私になったので、決意表明の意味でもこの記事を残しておきたかった。
私が生きていきたい未来は確かにある。そのタイムラインを作れるように、今考え行動していく。