Death of an Englishman / ある英国人の死
英語の勉強のために洋書を読む?
それとも読書を楽しむために洋書を読む?
わたしは楽しむために読みたいので、興味がなかったり、苦手な内容の本には手を伸ばしたくありません。
図書館に置かれている Oxford Bookworms の STAGE 3 の本は読みたいと感じるものが無くなってしまい、ふと STAGE 4 の本を見ると、惹かれるものが多くありそうです。今の自分にはまだ早すぎるかなと思い、迷いながら、でも誘惑に負けて STAGE 4 の本に手を伸ばしてみました。
Oxford Bookworms STAGE 4 の Death of an Englishman。
初めての STAGE 4 の本は、推理小説を選んでみました。
読み始めから早速、いつも使っている辞書の Oxford Advanced Learner's Dictionary の B1 から C2 のどれにも該当しない難しい単語がいくつも登場しました。
特に形容詞や副詞が多い。
やっぱりまだ今の自分には早すぎかな .. と思いましたが、それらの意味を調べてみると興味深い言葉も多く、語彙を増やしていくにはどちらにしてもそれらを覚えていきたいので、Anki に登録して少しずつ覚えながら読み進めました。
たとえばその中のひとつ tremble はこの本の中で使われていた恐怖の場面以外にも、興奮時や緊張する時にも用いられることから身近な言葉です。
震えるといえば shake しか知りませんでしたが、この tremble の他にも shiver や shudder などがあるようで、これらを覚えて使うことができるようになれば表現の幅が広がりそうです。
物語が進むと次第に難しい単語が減ってきましたが、どこかその意味がはっきりと分からない箇所がいくつかありました。
その理由を考えてみると、独特の言い回しのように感じるからなのか、文法や句動詞やイディオムの知識が足りないためなのか。
ただ全体的なストーリーを追うことはできました。登場人物の描写の仕方がまるで日本語で読んでいるような感覚に陥るほど興味深く感じるところもあり、また、捜査の成り行きが気になり、全体的には楽しく読み進めることができました。
Oxford Bookworms STAGE 4 の本は、これまでと比べてどの本もページ数が多くなるようです。しかしその分、とても読み応えがありそうです。
少し背伸びしたかなと思いましたが、思い切って読んでみてよかったと思います。STAGE 4 は長く楽しめそうなので、今後も少しずつ語彙力を強化しながら、他の本にも挑戦していきたいです。
本の内容とは異なりますが、少し付け加えておくと、
ただでさえ読書するときに英語の人名を頭に入れるのが苦手なのに、この本はイタリアが舞台なので、人名や地名、建物名や肩書きなどのイタリア語がけっこう登場しました。しかも頭文字が 'C' の単語が多くてとても紛らわしく、メモをしながら読み進めました。