Anki と Apple pencil で書いて覚える
何か物事を覚えたいとき、人それぞれに合った覚え方があります。
好きな方法で覚えることが最も楽しく効率よく近道だと思います。
聞くことが好きな人は、聴いて覚える。
話すことが好きな人は、話して覚える。
読むことが好きな人は、読んで覚える。
書くことが好きな人は、書いて覚える。
わたしは聞くことと話すことも好きですが、それよりも読むことと書くことのほうが好きだし、そしていま必要性を感じるのは、英語を読めて書けるようになることなので、読み書きを中心に勉強しています。読み書きで鍛えれば、それが聞くことや話すことにも繋がっていくだろうと思っています。
はじめは時間的効率を重視して、読んで覚えることを試しましたが、わたしには到底無理でした。たとえ覚えることができても、いいかげんで短期間の記憶になってしまいました。
読むだけでは覚えることはできず、やはり実際に自分の体を動かすことが必要だと分かり、書く動作、手を動かすことを何度も何度も、Anki の忘却曲線に応じて繰り返すことでようやく覚えることができています。書いて覚えたものを別のかたち、たとえば洋書(今は Graded Readers)を読むことや、YouTube の動画を見て聴くことで、よりしっかりと記憶の中に定着させることができると感じます。
そのため英語の勉強の根幹を担っているのは、Anki です。
毎日 Anki を利用して、とにかく書いて書いて書き続けて覚えています。
単語も、文章も、Idioms も何もかも。
その際にとても役立っているのは、Apple pencil です。
iPad の split view で画面を二分割し、左に Anki 、右にメモ帳を配置して、左の問題を見ながら右のノートに手書きで書いています。
画像は Google 検索などで見つけたものを置いていますが、著作権絡みがあるのでグレー表示にしています。
これを書いていたときはキャプチャするつもりは無かったので、わたしの適当に書いた下手な文字や間違いは脇に置いておいて、Anki で勉強するときに iPad と Apple pencil を使うメリットを記します。
Anki で iPad と Apple pencil を使うメリット
実際のノートとシャーペンや鉛筆で書くより何倍もの速さで書くことができること。慣れればゆっくり話すのとあまり変わらないスピードで書くことができます。それが時間の効率につながっています。
あっという間に画面がいっぱいになりますが、一瞬で消すことができるので無駄なデータを蓄積しません。
たとえこのようないい加減な書き方をしていても、実際に手を動かして書くことでスペルまできちんと覚えることができています。PC やスマホで文章を書こうとしたら、予測変換(入力候補機能)にずいぶんと助けられるのでスペルまで覚える必要は無いと感じることもありますが、ひとつひとつ書いて覚えると、その単語や文章をより正確に覚えることができることはもちろん、何よりその単語や文章に、より親しみを感じられるようになれると感じています。
一度 iPad と Apple pencil を手に入れれば、ノートを買う必要もなくなり、家の中にノートがたまっていくこともなくなり、シャーペンの芯や鉛筆や消しゴムを消費することがなくなりました。
Anki では音声データも登録することができるので、書くこと以外にも聞くことも同時に可能です。
このように書いていると、まるで紙の本か電子書籍かどちらを選ぶか?と似た気持ちになってきましたが、読む本に関してはわたしはどちらかというと紙派です。
ちなみに以前、 Anki を使用して単語だけではなく文章を書いて覚えていることなどを記事に書きました。
しかし以前は、実際のノートにシャーペンで書いていました。
ノートの冊数が増えるごとに、それが自分が頑張った証に感じて嬉しく思っていました。でもけっこうあっという間にノートが終わっていくので、身近で手に入れることができるもっとも枚数の多い 100 枚綴りの分厚い Campas ノートを購入し、 10 冊近く消費したころに iPad と iPad Pencil に出会うことができました。それからはノートに戻ることがなくなりました。
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