マーキュリー
ホメオパシーにおけるマーキュリーは水銀です。
Wikipediaを読んでみると、マーキュリーとは水星の英語名であり、水銀の英語名でもあるそうです。また、有名な人物として、フレディー・マーキュリーとセーラーマーキュリーがいるそうです。
ホメオパシーにおけるマーキュリーと、マーキュリーの名を持つ人物を比較して考えてみるのも面白そうですが、残念ながら私はフレディー・マーキュリーの人物像をそこまで詳しく知らないし、セーラーマーキュリーは世代が違うためそこまで興味が湧きません。
ただ、フレディー・マーキュリーは、ホメオパシーのマーキュリーっぽいところもあるかもしれないとも思います。
以下、ホメオパシーにおける水銀についてです。
ホメオパシーの創始者ハーネマンの時代、水銀は薬として使用されていました。
特に、当時ヨーロッパで大流行していた梅毒の治療薬として使われるケースがほとんどだったようで、音楽家シューベルトは、梅毒の治療薬として使われた水銀の副作用で死んだとも言われているそうです。
水銀の中毒症状として、大量の涎が出る、歯茎の腫れなどが記載されていましたが、まさに、マーキュリーのプルービングです。
そんな中、我らがハーネマンは考えました。
薬として安全に水銀を使うために、必要最低限の使用量を見つけようと。
その、試行錯誤の中で生まれたのが、希釈震盪の技術です。
現代では、水銀は毒性の強い物質だという認識が広まっていますが、それでも少し前まで、赤チンと言われる水銀入りの外用薬が広く使われていたり、歯の詰め物の材料になったりしていました。
現在は、チメロサールという有機水銀化合物がワクチンの防腐剤として使われています。
これがアレルギーの原因や自閉症の原因になっているのではないかという議論があったため、欧米ではワクチンからチメロサールを外す動きが段階的に廃止されたようですが、日本でチメロサールフリーのワクチンは一部のインフルエンザワクチンのみのようで、やる気のなさが伺えます。
マーキュリーに適応する症状は、「ホメオパシー in Japan」などの書籍をご覧いただければと思いますが、マーキュリーのプルービングには、アレルギーが含まれていますし、ホメオパシー治療においてワクチンの害を出すことで自閉症などの症状が改善したという話はたくさん出てきます。
ただし、これからは、これすらできなくなる可能性があるわけですが、それでも、私たちは生きて、子どもたちを育てて行かなくてはならない。
そのための土台づくりとして、私はホメオパシーを使いたいと思っています。