病気を治すのは
病気を治すのは自分自身です。
自分自身の、直ろうという強い意志がなければ、どんな病気でも治ることはありません。
病気の治療と言うと、病院に行く、薬を飲む、場合によっては手術する、と考えるのが一般的だと思います。
または、自然療法をされている方なら、オステオパシー的な治療をしてもらうとか、ホメオパシーのレメディーやアロマを使われるかもしれません。
でも、どのようなものであれ、それに依存している限り、本当の治癒には至らないと思っています。
例えば、風邪をひいた場合、その症状は一時的なものであり、ゆっくり休めばいいことを私たちは知っています。
治ることを疑いませんし、よほどのことがない限り、実際に治癒します。
では、慢性的に不快な症状がある場合はどうでしょう。
その症状を消すために、病院に行って薬を処方してもらうかもしれません。
薬を飲めば症状は消えるけど、薬をやめたら元に戻る。
これが本当の治癒でないことは、おわかりになると思います。
ホメオパシーのレメディーを使って、対処する場合も基本的には同じです。
ただこちらは、症状を抑えるのではなく自己治癒力を触発しますので、症状が一時的消えて、治癒したと思われることもあるでしょう。
でも、そもそも、どうしてその病気になったのでしょう?
その慢性疾患の原因が乱れた食生活だった場合、一旦は治癒したとしても、日々の食生活を改善しない限り、いつか症状が戻ってきます。
乱れた食生活が病気の原因だったということを理解し、自ら食生活を変えなくてはいけません。
それが出来るということが、自分で治ろうとする意思の表れなのです。
基本はすべて同じです。
どんな病気であっても、本来の原因を見つけてそこから改善しない限り、本当の意味での治癒は起こり得ないということです。病気のを治すのは、医者でも薬でも、ホメオパスでもホメオパシーレメディーでもありません。
自分自身が治ろうとする意思が必要なのです。
ただ、実際には、病気の原因が食生活だけにあることは少なくて、何かしらの精神的な要因が絡んでくることがほとんどです。
そのため、ホメオパシーの健康相談会では、症状に対するレメディーをとっていただく以外にも、病気の本当の原因を探ることを、繰り返し行います。
これが、インナーチャイルド癒しに繋がります。
人は、思い出したくない辛い記憶を心の奥底にしまってしまう傾向があります。
辛くて苦しいからそうしているのに、わざわざそれを掘り起こすのですから、どうしても時間と根気が必要になります。
でも、その記憶に立ち返り、癒すことができたときには、自己治癒力は最大になります。
ホメオパスはその瞬間のために、レメディーを選び続けると言っても過言ではありません。
病気や症状が、重く辛いものであればあるほど、人は誰かや何かにすがりたくなるものです。
でも、すがるだけでは、自分の治ろうとする意思が働かないので、どんなに軽い病気でも治ることはありません。
それは言い換えれば、治る意思さえあれば、どんなに思い病気でも治る可能性がある、ということです。
長年患っている不快な症状を改善するお手伝いが、ホメオパシーやホメオパスにはできるかもしれません。