初の海外送金・・・New York留学準備・・・52

VISA申請費支払いと大使館での面接予約のサポートを、エージェントから受けたので、その費用が発生した。
今までの支払いはすべてクレジットカードだったので、カード番号を入力すればよかったのだが、今回は海外送金になる。
ITやPC操作に強い若者や賢い人には、ネットでのどうってことない楽々作業なのだろうが、真反対の私にはチンプンカンプンなのである。

銀行窓口に行けば行員がやってくれるだろうと安易に考えていたら、
なんと、窓口での海外送金はやっておらず、店舗内のテレビ電話で自分でやれとのことだった。うへぇ~、私にきるのだろうか……。

銀行に窓口対応の予約をしたのだが、理由が理由で予約を取り消され、
人一人がやっと座れる狭いブースに入れられた。
フロアのおばちゃんに
「目の前のテレビ画面のスタートを押してください」
と言われ、そのまま放置。どうしていいかわからず待っていると、そのうちテレビ画面から小さな警告音が。
【取引を中止しますか?】
え?  何でよ! しないしない!! 慌ててブースの扉を開けてフロアに立っているおばちゃんに、
「すみません、中止って出ちゃったんですけど」
と言うと、
〝業務の一環ではないので〟
〝本来はご自分でやっていただくものなので〟
などとチクリ。すみませんねぇ、お手間をおかけしてしまってっ!!!

テレビ画面に映った質問や説明に従って、『はい』『次へ』『了承』などを次々タッチしていく。
〝ロシアや北朝鮮と関りはないか〟のような内容の質問にびっくりして固まっていると、あからさまにムッとした声で先を急かされた。
おばちゃんに言われるまま進めていくと、オペレーター待ち画面になった。
ここでおばちゃん退散。待つこと数分。
画面横の受話器が鳴り、オペレーターと会話ができるようになった。
口座の入出金の履歴詳細を聞かれ、まとまった金額の入金が他の銀行からあったときには、他の銀行の通帳書き込みの提示も求められた。
誰がNYに行くのか、いつ行くのか、帰国予定日などなど、質問攻めにあった。内心、いちいち細かいことをうるさいなぁと思ったが、逆に、これくらい踏み込んで確認した方が、安心と言えば安心ではある。

プリントアウトして持って行った請求書をカメラの下に置くと、
電話の向こうのオペレーターが、それを見ながら、画面上に移った入力画面に入金先や番号、名義などを入力してくれた。
エージェントから送られてきた、英語だらけの請求書を見た瞬間、
あちゃ~これを入力するのかぁ……と萎えたし、極狭ブースにぶち込まれたときは、不安だったが、実際にはやってもらえて助かったぁ~。

入力された情報に相違が無いか、何度も画面を確認し、無事送金終了。
ブースに入ってから40分が過ぎていた。残るは大使館での面接のみ。
楽しみ楽しみ。
 
※ちなみにこの時は、1$=145円70銭だった。入学金を支払った時は$1=158.103円、SEVIS費は$1=153.404円だった。日々コロコロと変わるようだ。

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