59歳と365日。40年熱望し続けたニューヨーク移住へ出発。eSIM設定の巻
次のJFK(New York)への乗り場を確認したところで、
いよいよeSIMの設定をする。
ラウンジでゆっくり操作するつもりだったのだが、やはりアメリカ国内に入ったのだから、サッサとやってしまいたかった。
電話番号をホストファミリーに知らせたかったし、JFKでアタフタするのが嫌だったのと、何より早く安心したかった。
早速、Chromebookを開く。ところがネットが繋がらないのである。
空港内はフリーWi-Fiのはずなのにおかしいな。焦る。自分の操作の何処がどう間違っているのか、英語表示で分からない。
どうして繋がらないの? eSIM設定できないじゃん。
聞ける職員も見当たらず、困った。また、さっきの日本人(第一と第二の間の)の所に行くか、自力で職員を探すか。
でも、どの職員も、また、日本人のような口調で
「日本語はわかりません」
と言うのだろうな。
ため息をつきながら天井を見上げていると、数人のクルー(crew)が通りかかった。この際、日本人だろうがそうじゃなかろうが、とにかく聞けるのなら誰でもいいやと思い、
「Excuse me」
と声をかけた。続けて
「えっとー」
と言うと、女性クルーが
「あ、日本人の方ですか?」
と言うではないか! おお!助かった!! eSIM設定をしたいが、ネットが繋がらないので、ChromebookにQRコードが出せなくて困り果てていることを訴えた。
これからフライトだという日本人女性クルーは、時間のない中Chromebookをネットに繋いでくれた。やったぁ、これでeSIM設定できる。
焦りと不安と安心と汗だくでぐちゃぐちゃになりながら、搭乗前のガラァ~ンとした場所で設定する。正解のほどはわからないが、サクサク進み過ぎてしまって、あらかじめ説明されたeSIMI設定とは違ったまま設定完了になってしまった。
入力するはずのIDもパスワードも入れないままで。不安はよぎったが、baggage claim(荷物を受け取るところ)からここまでで、疲れ果てており、頭もボーッとして、身体も重かった。
けれど食いしん坊なので、お腹のムシはないていた。おにぎりが食べたかったのだが、あるはずもなく、しかたなくサンドイッチとお水を買った。
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