祝・ニューヨーク移住。60歳のHappy birthday to me＆赤階段でロウソクを、ふぅ～。

購入したケーキを持って、いざ、赤階段へ。
本当は、周りの風景を入れて写真を撮りたかったのだが、あまりに人が多く、中々ベストポジションが見つからなかった。
そして、私としたことが、赤階段に着いたら、急に怖気づいてしまった、
意気地なしYUKIEだった。
こんなにたくさんの人がいる中で、私ごときのロウソクふぅ～をするのは、若干の羞恥心と、迷惑になりそうで申し訳なく思ってしまったのだ。
なんてこった。情けないぞYUKIE。

行きたいのに行かれず尻込みをしている私に、Hidemiさんが背中を押す。「ここでHappy birthday to meするのが夢だったんでしょ！」
そうなの、そうなの。今まで60歳でNew York移住すると言って、多くの人に驚かれたのだから、今更Times Square（タイムズスクエア）の赤階段で、Happy birthday to me＆ロウソクふぅ～したところで、誰も驚かないぞっと自分に言い聞かせる。

意を決して階段を一段一段上り、Hidemiさんが適当な場所を選んでくれた。箱からケーキを取り出し、さっき購入した「6」と「0」のロウソクを立てた。
早速ライターでロウソクに火をつけるのだが、風が強くて消されてしまう。何度もつけるが、中々上手く点かない。必死にライターと格闘していると、近くで
「Happy birthday」
のお声をいただいた。恥ずかしさと申し訳ないのと火が点かないもどかしさで、アタフタした。
けれど、一瞬の点灯のタイミングでHidemiさんがくれた、
「お誕生日おめでとう」
の声と拍手は、一生忘れない。