59歳と365日。40年熱望し続けたニューヨーク移住へ出発。入国審査の巻
機内から出て、機内持ち込みスーツケースを転がしながら、随分歩いて空港内に移動し、入国審査を受ける。
多くの人が並んでいたのだが、その様子が、日本のアメリカ大使館でVISA面接を受けたときとそっくりだった。
蛇行している列には、様々な人種の人たちが並んでおり、手にはそれぞれの書類を持っている。ほんの数か月前に、大使館内で並んだことを懐かしく思い出していた。
そして、ニューヨーク移住を決意した時から私は、やっとここまで進んできたのだなと実感した。
前の人たちを見ていると、ブース内にいる係のおじちゃんに、書類(パスポートなど)を渡し、指紋と顔写真撮影をしていた。これは、6年前の旅行の時と同じだったので、心得ていた。
そして私の番になった。
パスポートとI-20(学校が発行する入学許可証)を渡すと、おじちゃんはサッと目を通しただけで、特に会話も挨拶もなく終了となった。
即行? 早すぎない?
そうか、私はアメリカ大使館で指紋を取っているので、
今回はパスなのかもしれない。
顔写真撮影に関しては、私が無意識のうちにカメラを見ていたようで、
その隙におじちゃんがシャッターをきったのかもしれないと思った。
他の人に比べて異常に早かった入国審査だった。
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