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『精神科医が教える親を憎むのをやめる方法』(終章 より深い学びのために 診察室で起こる治療のプロセス)から得た知見

1.この本を読んだ目的、ねらい

精神科医はちまたで”精神”と呼ばれる方々ばかりを診察していて、心がやられないのか不思議でたまらないので、どんなことを考え仕事をされているのか知って、”精神”の人へ対応できるようになりたい。

2.読んでよかったこと、感じたこと


診断と並行してカウンセリングに入る前に、 カウンセリングが出来る状態か否かを検討する。

安全性とは、最低限の衣食住の確保と心身の健康が維持できていて、話しを出来る状態であるかどうかということ。

楽観性の確保。楽観性が確保できるまで支持的傾聴を行う。

一つは社会性、二つ目は知的レベルを確認する。社会性は、あまりに粗暴であったりするとこちらの安全性も脅かされる。二つ目知的レベルで、その人の言語能力に応じたアレンジを加えてあげる。

明確化:うまく認識できていない部分を取り出して分かりやすく整理する。

転移とは、記憶に残ったイメージを無意識に他の人物に重ねること。医師はそこに巻き込まれずに、転移が起こっていることを指摘して、さらにどうしてそうなったのかを患者さん自身とともに考える。

逆転移は知らず知らず演じさせられるということ。一般社会でもよく起こっている。転移を受けた側が、知らぬ間にその親のような気持ちにさせられてしまうことで、これを逆転移という。訳もわからず特定の相手に腹が立つ、イライラする、怒りたくなるのは、無意識のうちに、役を演じさせられている。ひどい不幸の中にあっても真摯に生きている患者さんは、心の探求はせざるを得ないからするものであり、満足のためにするものではない。

優れているから尊厳があるわけでも、人の役に立っているから尊厳があるわけでもなく、この場を生きていることに僕らの尊厳があるのだと思う。

3.この本を読んで、自分は今から何をするか?

真摯に生きている人という認識で対応する。

4.3ヵ月後には何をするか、どうなっていたいか?


真摯に生きている人と、人をみれるようになる。
そのことを自分の言葉で人に伝えられて、伝えられた人もそのように見れるようにできるような人になる。

所感

逆転移の知見が必要


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