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フリーランス×育児×料理

料理を作っている暇がない。

赤子が1歳に近づくにつれ、育児と家事、仕事の両立がいよいよ難しくなってきた。子の離乳食は1週間に1度か2度、作り置きをするものの、自分たちの食事まで手が回らない。鍋いっぱいに野菜たっぷりのみそ汁を作って肉を焼いたり、カレーや肉じゃがなどの煮物料理で2日持たせたり。「料理を楽しむ」より、「腹にたまる」「体にいいもの入ってる(野菜)」「子を見ながら温める」のルーティン。正直そろそろ料理は外注しようかと考え始めている。

ブロッコリーを食べていれば栄養はなんとかなる、と思っている私

子を産む前。フリーランスになってからは、料理を楽しむ時間ができた。

発酵させたり、固めたり。原稿を書いている間に、素材はその様相を変えた。こまめに観察する余裕があったから、パンも作ったし、デザートも作ったし。焼いたし、こねたし、蒸したし、包んだ。片っ端から作っていた。

妊娠してからも、つわりできつい時間を除いてなんだかんだ作っていた。

なんなら市販のお菓子よりも添加物を入れない分、体によさそうだし。お菓子を中心にほいほい作った。ただしつわり期間中は何をしてもダメで。水さえ吐くから、布団で横になってPC開いて仕事していた。

産後すぐは産後ドゥーラが私たちの食事を作った。

することと言えば食材の購入だけ。外に出られる状況じゃなくて(体が本当にしんどかった)、オンライン購入を駆使した。週に2日、大量の作り置き生活。ひたすら子どもに向き合いながらも健康に生きた。

その後は離乳食が始まるまでの間、作り置き生活にハマる。

産後ドゥーラのレシピも取り入れつつ、7~8食分つくる。しかし子の離乳食が始まると作る量が増えて、作り置きをするのがつらくなっていった。

そして冒頭の、「食事を外注しようか迷ってる」に至る。

フリーランスになってからの2年の間で、ずいぶんと生活はその有様を変えた。子を産む前は、「いつか子どもと一緒に作れるかも~」「子が帰ってきたら手作りおやつがある家庭にあこがれる~」と思っていたけど、今はとてもそんなことはできそうにない。

エッセイを書いている人の中には、料理のネタを毎回記している人がいるが、どうやって時間を捻出しているんだ……? 最近は私が料理をする時間も無くなり、夫にまかせることも増えてきた。なんとか家族で生きている。行き当たりばったりの食生活。

ギリギリ生活を繰り返しているうちに、いつの間にか春の陽気を感じ始めた。あ~、旬の食材を使ってのんびり料理がしたい!!

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結井ゆき江/ゆきどっぐ
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