結井ゆき江/ゆきどっぐ

フリーランスで東京在住のライター・編集者。イラストも描きます。 twitter→@yukie_iy インスタ→@yukieinu

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制作実績(随時更新)

自己紹介についてはこちらから。 ペンネーム 結井(ゆい)ゆき江 ゆきどっぐ 仕事のご依頼→yukiinudogあっとgmail.comへ。(「あっと」を@へご変更ください) 掲載実績(敬称略)書籍  「ひろがる!ふかめる!明日のために大切にしたい心と体」(新興出版社啓林館) 小学生向けの『ひろがる!ふかめる!』シリーズ全5巻のうちの1冊です。 30万PVを越えた企画立案・取材記事 Yahoo!トップ掲載記事 ALLABOUTニュース ゲーム機は没収すべき? 不登

    • 緊張と好奇心が交差する「映画館」

      初めての映画館デビューは小学生の頃で、『まじかる☆タルるートくん』の劇場版だった。 上映中、入場特典でもらったオモチャを手の内で転がしていて、物語の終盤に差し掛かった時に落としてしまった。おそらく前の座席の足元に落ちたはずだ。かがもうとして、スクリーンに照らされた子どもたちの人いきれに体が硬直した。みんな、真剣にスクリーンを見つめている。ここで音などたててしまったら、せっかくの気分を台無しにしてしまうだろう。それで、しゃがんで取るのは諦めた。 上映が終わって座席の下を覗き込む

      • 上達するかもしれないし、しないかもしれない「大人の習い事」

        体調が悪いと訴えると、夫はたいてい、「運動が足りていないんじゃない?」と返す。彼の表情は普段通りだ。ギャグではない。たぶん、心の底からそう思っているんだろう。 今でも外で走る習慣がある夫は健康体で、部屋の中で動きもしない私はすぐに風邪を引く。体調が悪い時に無理をして運動する必要はないけれど、体調が良い時には、やっぱりちょっとは体を動かした方がいいんだろうな。とはいえ、「横になったら?」「もう少し寝たら?」という甘い言葉を期待していたので、やや肩透かしを食った気分だ。 夫とは、

        • 【お仕事】自己紹介と掲載実績

          フリーランスライター・編集者の結井ゆき江です。 ペンネームは ゆきどっぐ と 結井ゆき江 の2つを使っています。 どちらの名前も私にとって大切なんですが、掲載媒体によって「面白そう・読みやすそうに見えるペンネーム」「書き手の顔が浮かぶペンネーム」と使い分けています。 お仕事のご依頼→yukiinudogあっとgmail.comへ。(「あっと」を@へご変更ください) ※2023.11.01時点のものです。随時更新します。 自己紹介 1986年生まれ。東京都在住の編集者・

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          子は今日も走り回る

          寝かしつけでは、1時間くらい絵本の読み聞かせをする。毎日続けると喉がガラガラになるから、正直つらい時もある。 それで先延ばししようとして、あの手この手で子どもを釣る。すると突然、子どもが「寝ない」と言って絵本を抱えて寝る部屋から出て行ってしまった。 「もしかして怒ってる?」 尋ねたけれど返事はない。 「ごめんね。絵本を読もう。持っておいで」 声をかけると、絵本を何冊か増やして戻ってきた。それから、 「ぷんぷん!」 と言って、両腕を大きく広げると、頬を膨らませ、目

          子は今日も走り回る

          子がしがみつくための体

          トロトロに溶けて霧散したい。ひどく疲れた夜に、そういう思いに駆られる。 一方、子どもが2歳になってから、肉体として存在する必要性を強く感じる。子どもが、「ママー!」と抱きついてくる時。思想、思い、能力。そんなものに意味がなくなり、ただひっしとしがみつかれるための体がそこにある。 子どもと一緒にいると、これまで人とコミュニケーションを取るために大切にしてきたあれこれが消えてしまうのだ。「話を相手に合わせて」「約束の時間に遅れないで」「会話を探って」。 私の母を思い出す時も

          子がしがみつくための体

          4年ぶりの里帰り

          私には地元がない。 転勤族の親の元、横浜や神戸など、転々と土地を変えて育ってきたからだ。高校時代は九州のある地で過ごした。そこは、どこかへ遊びに行けば「昨日〇〇にいたね」と学校で話しかけられるほど田舎だった。 思春期の私にとって、そうやって話しかけられることはとても窮屈だった。学校と関わりのない場所で過ごしているのに、学校のコミュニティが追いかけてくるような感覚があるから。私は自由に駆け出したいのに、常に周囲の目を意識させられた。 その土地は両親の地元のため、昔から縁が深い

          星を見つけた(子:1歳10か月)

          夫と私、子の3人で日が暮れる前に外出して、レストランで夕食を食べた。すっかり暗くなった街が窓から見える。 一度来たことがあるレストランだけど、子は落ち着かない様子。もしかすると、外から太陽の光が入らない分、蛍光灯の明るさを強く感じているのかもしれない。食事が来てもソワソワして、いつもなら一瞬でなくなるカレーライスが、いつまでも残っていた。 その帰り道、私はふと、「子が産まれてから外で夕食をとるの、初めてだな」と気が付いた。旅行や帰省先では子の寝る時間を考えるから、夕方に出か

          星を見つけた(子:1歳10か月)

          お仕事しています。

          コロナ感染者数の増加で帰省が取りやめになり、バタバタと仕事したり、育児したりしております。

          お仕事しています。

          仕事を前倒しで進行中です

          かかりつけの病院から、「院長が感染したので、リスケお願いします」と電話がかかってきました。周囲でもちらほらと耳にするようになり、これは仕事をはやめに進めて、クライアントの皆様にご迷惑をかけないようにしないと…、と思っているところです。 原稿、落としたくない……。

          仕事を前倒しで進行中です

          勤務する世界線と私

          7月の最終週は、子どもが体調を崩しててんやわんやしていた。 幸い(?)コロナではなかったものの、仕事を抱えながら看病を続けるのは思ったよりもつらい。何より、子どもがしんどそうなのを見るのは堪える。 仕事が忙しい時は病児保育に預けるのも選択肢の一つだが、これも悩みどころで、普段通っていない保育士の方々と体調不良の時に子どもが打ち解けられず、泣きまくって悪化するのではなかろうか、と二の足を踏んでしまう。 何より、病児保育OKの承諾を医師から得るために小児科を2度ほど受診しな

          勤務する世界線と私

          ベビーカー de 見えてくる視点

          ベビーカーを使っていると、一人ですいすいと行けたはずの道に戸惑うことが増えました。横断歩道では段差に躓き、歩道橋はあきらめて遠回り。電車とホームの間にすき間が開いている場合は、子を抱っこ紐で抱き、ベビーカーを持ち上げることも。 今回紹介した「ホームと列車のすき間をせまくしています」という乗降口は、「東京2020オリンピック・パラリンピック」の開催がきっかけでできたようです。車いすに乗った人が一人で電車を利用する際も乗り降りができるように、「段差3センチ、隙間7センチ以内」の

          ベビーカー de 見えてくる視点

          更新お休み

          三連休のため、note更新をお休みします。 皆様、よい休日をお過ごしください。 ゆきどっぐ

          「魚をきれいに食べる人になりたい」

          ちょっとええとこの日本食レストランで魚料理を食べる時、私はたいてい、夫の真似する。彼の魚の食べ方が、きれいだからだ。 結婚前。義両親と私の両親、それに私たち夫婦が顔あわせのために食事したときも、私は夫の食べ方を真似した。「義両親にしつけられた夫の真似をしておけば、ご法度の行為はしないだろう」という怠慢ゆえに。 先日、子を連れて義両親と食事をする機会があった。ちょっとええとこのレストラン。先に子の食事を済ませ、つかまり立ちで個室を歩き回る子を夫と交代で追いかけつつ食事をとっ

          「魚をきれいに食べる人になりたい」

          SNSのフォロワー属性を考える

          SNSと言えば、もっぱらツイッターばかりを投稿している私。仕事用アカウントのため、フォロワーもライター・編集者、広報の方が多い。 下が現在の私のツイッターアカウント(@yukie_iy)。 記事を「書きました」と発信するのはいいんだけど、フォロワーの属性的に、読者層に届きにくいんじゃないの???と最近考えている。教育系のアカウントを作ろうかな…。あるいは子育てアカウントか。 「できることは何でも発信しよう」と、イラストも描き始めたし、ここらでSNSアカウントを整理するか

          SNSのフォロワー属性を考える

          母ha時々、トド

          1歳1か月になる子ども。成長著しく、最近は歩くのも上手になってきて、起きてから眠るまで、ずっと部屋を駆け回っている。早朝に目を覚ますことも少なくなく、私と夫は打ち上げられたトドのように部屋の真ん中で横になりながら、子を見守っている。「一緒に遊んであげれば」と思う人も、いるかもしれない。遊ぶ時だってある。けれど、大人も眠気にあらがうのは難しいのだ。 「もう少ししたら、どこかへ子を放ちに行こう」。トドはただそれだけを胸に、眠たい朝を乗り越える。 最近は、同じ年頃の子と触れ合う