パジャマにボタンを縫いつける日
夫が突然「パジャマのボタンがない」と言い出した。見るとたしかに、第3ボタンがなくなって、対の穴が独りぼっちだ。夫がすぐさまソファから立ち上がる。すると、カロンと音がしてボタンが床に落ちてきた。あったね。
彼はそのままいそいそと着替えにいき、脱いだパジャマをソファに置いた。「ここに置いておけば、ボタンが縫われて元に戻っているかもしれない」と言って私を見た。縫われているといいね、と思った。
今日はコーヒーを入れている間、片手にスマホを持ち、他の方が書いたnoteを読んだ。そのなかにめちゃ共感度の高い記事を発見して、ひっそりと泣いた。「わかります」とメッセージを送ろうか迷い、飲み込む。この共感は、私だけが知っていればいい。
届いたメールに動揺もした。興奮しつつ、おろおろした。緊張から、指先と足先が冷やっこくなり、思わず仕事中の夫に話しかけ、手を握ってもらった。……あたたかい。すると心が落ち着いた。
そろそろ、裁縫道具を取り出さなければならないな。
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