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児童養護施設のあるべき姿論で呪いの再生産に加担しないよう願う

こんにちは。児童養護施設で働く心理職の傍ら「ゆきちかさん」という名前でnoteを書いています。


このnoteは、児童養護施設の検索結果をよりグラデーション豊かにしよう!という目的で書いています。

その向こう側には、児童養護施設が世の動きに先立って、価値創造を行う姿をイメージしています。今、そしてこれからの世の動きを施設の職員として受け止める態度としてはこれがいい、と思っています。ただ、この考えを突き詰めていった場合、それはもはや“児童養護施設”ではないかもしれない、という感覚も漠然と持っています。

ネットを見れば、

仕事も育児も諦めない。シニアが支える「シングルマザー専用下宿」で生きる - 小さな声を届けるウェブマガジン「BAMP」 

これが現代版の「大家族」!介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」で子どもから高齢者までが楽しく暮らす | soar(ソア) 

SOS子どもの村JAPAN 子どもの村福岡

といった、新しい家族像を感じさせる活動が目に入ります。

というか、これまでの家族像を積極的に更新していくことと、その多様性を引き受ける価値観の土台を作ることが重要なのだと思います。

児童養護施設に来ることになった子どもや、子どもを預けることになった血縁者が、それぞれのニーズに基づいて新しい家族様式を作れること。定型の家族像に限らない価値の提案ができること。

そのために、日々の施設業務で「あるべき家族像」という呪いの再生産に加担しない。

ネットがある世の中では、児童養護施設へのネガティブなメッセージに答える際に「あるべき施設像」と言いながら子どもの不幸を繰り返し語ってしまう呪いの再生産に加担しない。

このような価値を含む情報の流通を知って動くことが大切だと思います。

このことに関して、施設の専門書ではありませんが、

影山知明著「ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~」

という本からエッセンスを学びました。全く児童養護施設の話じゃないのに、施設の仕事の教科書のようでした。どうにか今後、児童養護施設的に読んだ感想を書きたいと思います。

今日はこれまで。

どうもありがとうございました。

ゆきちかさん

自分の好きな施設に訪問して回りたいと思います! もしサポートがあれば移動費と施設へのお土産代に費やします!