ぬるさと生産性のニワトリタマゴ①
生産性や合理性といった言葉が飛び交う、仕事の成果うんぬんについて、働き方を記した本を読む度に悩む。
児童養護施設(というか、うちの施設)における成果とは何だろう、と。
これまでちょびちょび書いているように、ちょいとばかり古めかしい文化や価値観を大切にしている我が施設では、手間のかかる手法に時間を費やすことに一定の価値を見出している方が多い。
成果の量ではなく、苦労の量が一定の評価を受ける。
というよりも、成果の可視化が難しいのか。第三者評価のような、ある程度標準化されたチェック項目で点数化されることはあっても、最終的には運営や支援業務の内容が適切か否か、という尺度でしか判断を受けない。
業務内容はハードなものだけど、ぬるいやり方でも流れには乗れる、みたいな力がじわじわ働いているのを感じる。
いや、時間に関係なく子どもに向き合う仕事をすると、ハードな状況が続くほどに燃焼ペースを落として、ぬるいやり方を混ぜ込んでやりくりしないと燃え尽きてしまう。
施設のいろんな仕組みに果敢に挑む、そして変えられるまで挑み続けるには相当なタフさが求められる。
仕組みの変化が期待できない環境で生き残るために、ぬるさが役立つのか。
(やきもきさせられた職員に対して奥歯ギリギリさせたことを反省…)
あれ、これ…
成果を可視化しづらいからぬるくなるのか、ぬるいから見える成果を出せないのか、ニワトリタマゴしてるね!おもしろ!
もう少し考えてみます。続く。
挑むゆきちかさん
自分の好きな施設に訪問して回りたいと思います! もしサポートがあれば移動費と施設へのお土産代に費やします!