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経験からわかかること、経験しないとわからないですませないこと

  先週、すごくほっこりしたことがあった。

ある日、出勤すると、隣のデスクの人から一言。

「風邪引いてるやついるから、マスクしといた方がいいよ。」

まだ席にもついておらず、ぼぉっとしていたので、

「あ、はい、わかりました、、すいません!」

と、なぜか謝る私(笑)。  とりあえず、席に着いて準備をしてマスクをつけようと思っていたら、風邪を引いた本人が私のところへ来て、

「〇〇さん、僕風邪引いちゃったんで、マスクしといてくださいね!」

と、にこっと笑って一言。

なんだか朝から優しさがじーんと身に染みた。 

  最近は優先座席で、席を譲ってくださる方が多く、本当に有難い。妊娠して、つわりやお腹が出てきた状態での通勤の辛さがリアルにわかるようになったし、優先座席の意味をもっと考えるようになった。

 経験して、初めてわかることは多い。離婚をしてしまった夫婦の話を聞いても、絶対に二人にしかわからないことがあるし、精神的な病気に苦しむ人の本当の辛さは本人にしかわからない。持病を持つ旦那の生活の煩わしや、辛さを100%理解してあげることは難しい。けれど、想像力や今までの経験や感覚を通して、相手の思いを少しでも理解したいという気持ちを持つことが大事だと思う。経験できないことが多いであろう人生で、人の痛みや喜びに少しでも寄り添える人になりたいと思う。






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