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【ワーホリ日記:Day38】ロンドンのフラットが汚い真理
9月26日(木)
今日は天気が良さそうなので、洗濯をして外に干してみた。そのまま部屋でPCをしていると、名前を呼ばれる。「ユキ、雨降ってるよ!」。今日クラスがなくて家にいたホストファミリーの女子大生サマンサが教えてくれた。慌てて洗濯物を取り込み中へ。しばらくすると、また晴れ間が見えてきたので、厚手のものだけ外へ出す。
でも、またにわか雨&風。もう嫌だこの国の天気。晴れるか雨なのかどっちかにしてくれ!!面倒になったのでそのまま部屋干しにした。
お昼ごろ、ホストマザーがトルコから帰ってきた。母親が病気だったらしく、2週間ほど帰省していたのだ。さっそくトルコのお菓子をふるまってくれて、ティータイム。ドライ桑の実(mulberry)の入ったミックスナッツや、クルミが謎のゼリー状物質でコーティングされた物を食べた。この謎ゼリーはブドウの果汁を煮詰めて作っている、ような話をしていた。この甘そうな見かけによらず、ほんのりした甘さで意外と食べやすかった。
ホストマザーは私がこの家に来た翌日にトルコに行ったので、実質彼女がいる状態で暮らしていなかった私。マザーは帰って来るや否や、たまっていた娘&甥の洗濯物を回し、キッチンを掃除し、てきぱき家事をこなす。
2週間住んでいて思ったが、ここの娘サマンサと甥ジャックはたぶん家事、炊事が得意ではない。まあ、まだ18歳と22、23歳ならこんなもんか、と思ったりもするが、さすがにジャックは社会人、洗濯くらい自分で…。
私が気になっていたのはバスマット。新参者には、新しいバスマットがどこにあるかよくわからず、(聞けばよかったのだが)なんとなく放置していたら2週間バスマットが変わることはなかった。オマイガー。
ホストマザーが帰ってきたらあっという間に、ちょっと汚くなってきていたトイレや水道の掃除、バスマット、ハンドタオル交換などすべてが完璧に行われていて流石だった。そして驚いたことに、洗濯物を干す部屋にかけておいた私のバスタオルが、ご丁寧に畳まれていたのだ。ありがたや。
これを見て思ったこと。ロンドンのフラットに住んでいる人は社会人やら学生やら、自分のことで手一杯な人がきっと多い。そんな中、ここまで頻繁に掃除をしたり、整頓をしたりする人がいないのだろう。そして、まれに掃除好きな人がいたとしても、その人ばかりが掃除をすることになるので、だんだん嫌気がさすのではないだろうか?まさに今回の私も、ちょっとくらい放置してみようかな、と思ったりしたし、前回のフラットのガウリーもフラットメイトで散々な思いをしたというのがそれを物語っていると思う。その小さな汚れを積み重ねていった挙句が、共同生活の汚いフラットなのだ。
大家さんが住んでいる物件は、案外こんなところでいい面もあるな、と実感した日だった。