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冬至点から一陽来復へ

2024年の12月21日は冬至でした。
冬至とは、1年で最も日が短い日で、24節季の一つですね。

茶道では当時というと、どうしても大根やかぼちゃなどを連想しますが、本来はあずき粥も食すそう。
あずきというと、ポリフェノールがたくさん入ってて、栄養価が高くてとても美容に良い食べ物です。

豆ですから、「魔を滅するで」という語呂合わせで、悪いものを払う力があるとも言われています。

さて、今年は私は冬至点という言葉に出会いました。

地球上から見た太陽の通り道のことを「黄道(こうどう)」、黄道座標の軽度を「黄経(こうけい)」と言いますが、冬至点は春分点を0度として横径270度の点です。「至」の字には「最高に達する」という意味があり。冬至は冬の真っ最中を意味しています。

つまり、この時点からどんどん日が長くなっていきます。
冬至点が一番陰であっても、そこあらどんどん陽になるということで、おめでたいという意味もあるのだとか。

「一陽来復(いちようらいふく)」という言葉がありますが、まさに冬至点からその意味となってきます。

茶道では、度々、陰陽五行思想がでてきますが、この冬至もまさにそうです。
冬至の日には陰の気が1年で最も強くなり、この日を境に陽の気が増していくと考えます。

冬至点に「ありがとうございます」とお祈りしました。

「冬至の七草」というのもあり、なんきん、きんかん、ニンジン、かんてん、ぎんなん、うどんなど、最後にんが付く食べ物を食べると運がつくということです。
語呂合わせ、大好きですね。
氣を呼ぶには、とても大切なことだと思います。

だいこんがなぜ

乾山大根茶碗

入ってないのか、疑問ですが、んが付くので私的には大根もOKです(笑)


ゆず湯も冬至に行いますね。
冬至と湯治と語呂合わせし、邪気を払い、「融通が効きますように」ということ。

日本人って素晴らしい言葉があるのだなぁと、改めて感じ入ります。

栄養付けて、邪気を払って、日々感謝したいですね。

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