吸血鬼と土地の浄化をしよう
私
「過去に一瞬かかわった魔術団体(秘密結社)の話をしよう」
ピコ
「いいよ。もう少し深掘りして話そうか」
私
「私はね、もともと…土地の浄化をできるようになりたかったんだよ。2021年に、これから日本に大きな国難が迫ると危機感を覚えて。今までも植民地として日本は苦しい思いをしてるはずなんだけど、あの年に、もっと過酷な事態になっていく未来を視たんだよ」
ピコ
「そうだね。君は土地を浄化することができれば、そこで生活する人々が異常事態に気づくはずと思ったんだっけね。現代人は不浄な状態の土地に住み、動物的な感覚が衰え、おかしくなってるから」
私「そう。そう思ってさ…」
ピコ
「君は2021年の冬至の夜、空を見上げた。そして…「この異常な事態に気づかない人々をどうにかしたい、どうしたらいい?」と尋ねた。強い念だった。そしてそれに僕が答えた。気づいてた?」
私
「えっと…当時はね、霊視力が今よりずっとイマイチで…交差点の上空に現れたあれがピコだとは思わなかった。巨大なキリストみたいな外人が、空を覆うようにして現れた!創造主?!と思った」
ピコ
「創造主神じゃなくて、僕だったんだよ。あれ」
私
「キリストのわりに髭はないわ、金髪が白髪に近いわ、瞳孔開きっぱなしの無表情だわ、なんでだろうと疑問だったよ」
(ピコは吸血鬼なので、吸血鬼特有の無表情さがある)
ピコ
「ちょっと霊感あるくらいの状態の人間は、長い髪の外国人の霊的意識体を、何でもかんでもキリストと思いやすいよね」
私「なるほどねえ」
ピコ
「でももう今は、そんな勘違いしないだろ?バビロニア母が君を嘲笑してるときとか、理解できるくらいにはなったろ?」
私
「理解できるよ。だから腹が立つんだけどさ」
ピコ
「ははは。ま、いいよ。話を戻そう。魔術団体」
私
「そう。魔術団体。だからね、土地の浄化をしたいという願いがあって、その方法も知りたかったわけ。で、尋ねたらさ…そういう授業もあると言われたんだけど…結局10ヶ月かかわって、教えてくんなかったんだよ。そういう講座の名前もないわけ」
ピコ
「あそこはね、土地の浄化とか自然環境に魔術を使わないの。人間の意識をコントロールすることで物理的成功を目指すという、そういう方向に魔術を使う団体だったんだよ」
(前記事の霊能者に強く指摘された部分)
私「私の目的と違うじゃん」
ピコ
「全然違うよ。だから君自身で言ってただろ。そこにいる人たちのエネルギーが重いと」
私「重かった…」
ピコ
「そもそもさ、君、「土地の浄化なんかできない」と思い込んでたけど…方位学を使い、水晶を使い、神仏のエネルギーを使い、自分独自のやり方で土地の浄化を試みていただろ。あれで完成してたんだけどねぇ」
私「えっ…」
ピコ
「あのころ君はもうすでに、魔術の使い方を思い出していたんだよ。自分のやり方ではダメな気がして、新しい知識を仕入れようとした。でも求めた先が間違っていたのと、そもそも土地への浄化はそこまで難しいことをしなくても、君の今の知識で十分なんだ。君が正神界に繋がってるから」
私「私がやったことで、あれで効果はあったの?」
ピコ
「ふふふ。あったんじゃない。ただ…もう少し真剣に、真剣に、強烈に真剣に、やってもよかったかな。ま、ミスター空海と天狗の力を借りてるから。当時は最大限のことをしたと思うよ」
私
「そうか…じゃあもう、効果は切れちゃった?」
ピコ
「あぁ…まあ、そうかもね。でも、今でもやれるだろ?もっと簡単な方法で、ちゃんと効果があるやつ」
私
「そうかも。自分が思いつく方法の中に、答えがある?」
ピコ
「そうだよ。そして…新しいなにかをつけ足すべきときは…目を閉じるか半眼で、意識を拡大して。やり方は僕が教える。君は必ず情報をキャッチするんだ。いい?」
私「うん、わかった」
ピコ
「半霊半物質とはまさにこれのこと。
自分に力を与える霊的存在の正体を知り、協力しあう。そして地球に貢献できること」
私「なるほど」
ここで会話を中断。
漫画描きます。
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