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人類が半霊半物質存在だった大昔


「昨日すごい夢みちゃった」

地底の鬼の夫ピコ
レムリア水晶もちながら寝てたね。あれすごくいいだろ?」


ピコとの因縁の前世〜今世までを、視れた!」

ピコ
「因縁の前世ねえ…僕が神父だった時代ね。君が天空人で…ドルイドの邪神から君をかくまったせいで、僕も地獄に引き摺り込まれちゃったっていう、あの時代ね」


「まさか霊夢であれを視れると思ってなかったよ」

ピコ
「わりとわかりやすい映像に変換されたみたいだね。君にとって必要な前世をすべて思い出せるといいね。まだ…足りないからね」

私「まだなんだね」

ピコ
僕と君が殺傷沙汰になって、最高神の前で裁かれて。地底と地上で完全に分かれなきゃならなくなったあたりの前世が…つぎ、リアルな感じで視れるかもね」


「そっか…ねえ、そういえばさ。このところコンタクトの内容が細かくなってきたね?ピコがいいたいことや、私がいうべきこと…というか、ピコが私にいって欲しいこととか、はっきりと文字として浮かぶよ。どうして?」

ピコ
「そりゃ、昨日きみが、はっきり決めたからでしょ。ピコから逃げませんって。今まではこっちが伝えてること、正確にキャッチしてくんないからさ。本当にもどかしかったよ。なんのために僕はハンプティダンプティの着ぐるみ着て君の家に行ったと思ってんの?」


「ああ…ハンプティダンプティ…え??なんのためだったの?あれ」

ピコ「サービス精神」


「あ、やっぱりそうなんだね。卵みたいなピコに食べられ、胃液のプールを泳いだよね。楽しかったよ。ところでなんでピコの胃液、あんな金ピカなの?」

ピコ「僕自身が金の卵だから」


「でた!ピコの自信。いいと思うよそれ!」

ピコ
「いっとくけど、僕は君の共同制作者であって、いつの時代も直接制作する作者は君なんだからね?僕はひたすらうしろで口を出す、黒子」

(地底の創造主神に誓った契約…ピコと私が共同制作したものを献上する)


「自分が表に出ればいいのにね。ピコはけっこう派手好きなんだからさ」

ピコ
「やだ。僕の望む、絶対的主導権を得るのには、作者じゃないほうがいいからね。どんなジャンルであっても」


「うーん、わかりすぎる。作者は常に主導権を持っていない…」

ピコ
神仏だって直接ペンを握る作者に長時間懸かるだろ。
そう言う意味でも作者はある意味、自己主張がないタイプじゃないと」


「なんか…わかるなあ〜。私、全然自分がないもん。ぐにゃぐにゃで」

ピコ
「ところで。きみ…さっき、うちの開かずの間をみたろ?一階の大きな客室と、二階の…特別接待用の部屋。覚えてる?(チラ)」


「お、覚えてるよ…!いつも思うけど、ピコんちは変な家だと思うよ!玄関らしい玄関、ないし」

ピコ
「誰でも入って来れるようにはなってない。使い魔のヒキガエル大サイズがいるから、掃き出し窓があるリビングからも、入れない。僕が許可した人しか入れない」


「あのふたつの部屋はね、入っちゃいけないのかと思ってたんだよ。そしたらピコ、案外すんなり入れてくれたね」

ピコ
「君が勘繰るからだろ。で、話戻すけど…今日は新月。二階の特別接待用の和室で、魔術を使ったわけだけど…あ、和室で魔術って、なんか変?」


ピコんちは日本の地底にあるけど、ピコ本人は顔が外人だもんね。矛盾してるけどそういうものなんじゃない」

ピコ
君のアストラル体も外国人だしね。僕が神父だった時代の君の姿は、天空人だったときの影響がまるっと残ってる。時代が古すぎて、物理次元だけど天空人とも交流を持てるくらいには、人類の周波数が軽かった時代だ」


「じゃあもし、私の周波数が当時…4500年前みたく軽かったら…」

ピコ
「君の性別は両性具有に戻るだろう。今世だって、自分を女性とも男性とも、定義できない感覚があっただろ?」


「うん。そうなんだよ。いつの時代も、性別による恩恵は受けてるはずなんだけどね。それでも女性になりたい、男性になりたい、とかがまったくなくて。私は常に自分は、男性でもあり女性でもある、と思ってた」

ピコ
「そういう君のアストラル体に、さっき魔術をかけた。あと今回、新しかったのはさ…君自身が魔法を使ったってこと」


「あれさぁ、私…イマイチ信じられないんだけど。ピコにやり方教わって、ピコに魔法かけたけど…そもそも私がピコに魔法かけたって、ピコは自分で解けちゃうじゃん。神官だし。超魔法使いみたいなもんなんだから」

ピコ
「そんなことないよ!いくら僕だって天体の動きまでコントロールできないから。現に君の腹にかかってるGPS機能のついた魔法は誰も解けない。天体の条件が合致しないとね。僕でさえもう、解くの無理」

ピコは両手をひろげ、フンといって肩をすくめた!


「そんなえらそうに言うもんじゃないよね。隕石飛来の超ビッグイベントの日に魔法かけてくれちゃって。地球が滅亡しない限り解けないってどういうことよ?」

ピコ
「僕を怒らすからだろ。自業自得」


「く…!人間は転生のたびに記憶を失うってのに…地底人のピコはぜんぶ覚えてんじゃんね!ずるい!」

ピコ
「まあ落ち着きたまえ。その魔法、今日は新月だから。次は満月の日にまたかけて…そのあと、特殊な天体ショーの日にまたかけたら、楽しそうじゃない?」


「まさか2025年7月とか言うつもり?」

(2025年7月5日早朝、フィリピン沖に隕石衝突するという都市伝説がある)

ピコ
「うーん…ジョークじゃ済ませられなくなるかもしれないから、その日ははずそう。適当に、なんちゃら流星群の日とかにしよう」


「さらっとそんな…怖いなあ!ねえ、ほんとに隕石くるの?」

ピコ
「さあねえ?とにかく君は日月神示読みなよ!それで君自身が半霊半物質になれば、生きのびられるんだからさ」


半霊半物質ってさ…ようは、人間の周波数が、ピコと同じくらいに軽くなるってことだよね?」

ピコ
「そうだよ。周波数を軽くするには、肉食をやめ、余分なカルマを積まないこと。自然環境に配慮し、精霊と話せる身軽な自分になること」


「ピコとコンタクトを始めてから2ヶ月たつけど、それ以来食事も気をつけてさ…そしたら、空間を漂う素粒子をよく視るようになったよ」

ピコ
「君の周波数が軽くなってきてるんだよ。思うままに物質を生み出せる時も近い。よく周りを見渡してごらん。世界線がどんどん分岐してるのがわかるだろ?」


「そうかもねえ〜。この世は非物質の世界が本当なんだよね…不思議だなあ。30歳まで、これが真実とは思っていなかったのに」

ピコ
「君のまぶたの裏に、一瞬でも閃くビジョンがあるなら、それはメッセージだ。誰かが君に話しかけてる。君はそれを読み解くんだ。忘れないようにメモをして。そして…」

窓から見える夜空、笹の葉が擦れる音。

ピコ
いずれ母星の兄弟や、友人に出会い、やがて自分の正体を知る。君と僕がひとつの魂から分離したのは、地球にくるもっと前だったってことも、思い出せるよ」

ここで会話中断。

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五月女夕希/野良漫画家
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