吸血鬼のいたずら
私
「ピコ、バビちゃん、あんたたち…昨日…絶対許さないからね!」
地底に棲む吸血鬼の夫ピコ
「にやにや。ごめん、いじりすぎたwww」
私
「カフェで突然…混乱、羞恥心、焦り、やけくそ…まさか!という思いに見舞われて、死ぬかと思ったじゃないのさ!」
ピコ
「ふざけすぎたってば、ごめんって。あははは」
私
「昨日はバビちゃん、こっちみて床に転がってゲラゲラ笑ってたのに、どっか行っちゃって今ないし…ひとことも謝んないつもりなの!(怒)」
ピコ
「君があまりに真剣に漫画描いてるからさ、ちょっと息抜きにと…でもこんなにその複雑カオスな感情を君が引きずると思わなかったよ。寝たら忘れるだろうと思ったのに。そんなに根に持つなんて」
私
「昨日はね、ほんとに、動揺しすぎて店内で倒れるかと思ったよ!!」
(昨日ピコとバビロニアは、私がカフェで大真面目にペン入れてる最中に、私の横っ腹とへそを突きまくりくすぐりまくってきたのだった!)
私
「視えない存在によるポルターガイストとかね、普通にあるので…オバケのイタズラとかいうものじゃなく、悪意なく、その手の物理現象はあるものだと思ってるんだけどね。だから別になんとも思わないっちゃ思わないんだけど、あんたたちがイタズラで私にやったことはねぇ…もう…悪意としか…!」
ピコ
「まさか奴ら、故意にここまでやる!?えっ信じられない、守護存在みたいなもんじゃないの!?まじで??
…と思ったんだろ??は〜ぁ。なんというか…やるよ!!だって、きみ超真面目に思いつめて…変な時空間作っちゃってんだもん!」
私「なによその変な時空間って?」
ピコ
「息抜きすべきって思ったってことさ。棍詰めすぎ。君さ〜、もうちょっと適当に、バランスよくやれるといいのにねえ。もともと僕ら地底ファミリーみたいな要素、持ってるはずなんだから…」
私「人間やりすぎて忘れてるって言いたいのね」
(そして同時に、ほんとに彼らがソウルファミリーなのか疑いだす…)
ピコ
「そうそう。それに僕らは吸血鬼だよ!?闇側だからさ…君の守護してるっていったって、光側のようなアプローチで応援は、しないよね」
私
「そんな理屈かぁ〜……あのね、この、ピコやバビちゃんとのかなり直接的になってきてるコンタクト。どう説明したらいいか…noteには備忘録の意味もあって書き残してるんだけど…いわゆる一般的に公開されているチャネリングとかとは全然違うと思うんだよね。だってさ、守護対象の人間を地底人が、コーヒーショップでいきなりくすぐるって、ある!??」
ピコ
「ぼく的には、ある。ププ。そもそもさぁ、吸血鬼なんかとチャネリング(自動書記)してる時点で、この世の誰がまともに信じてくれるのかっていう…いや、僕らのことなんだけどね!あっはっは!」
私
「まあ、このチャネリングの記録を打ち明けたところで、真剣に耳を傾けてくれるだろうと予想できるのは、せいぜいが外国人だろうとは思う。敬虔なクリスチャンとか、それこそ神父とかで。あと一部の、経験の多い霊媒師とか…」
ピコ
「それも少数だと思うよ〜。ま、それをわかってて僕らは君にコンタクトしてるんだけどね。僕個人は君が、10月1日に僕とバビロニアを見分ける日がきちゃうなんて予想してなかったんだから。新鮮で楽しいよ!」
私
「ああ…そうね。ふたりはよく似ていて…私は霊視力がイマイチだったから、ふたりの身体的な差や、エネルギーの差が、ずっとわからなかった」
ピコ
「そして僕のほうがおしゃべり。バビロニアは寡黙」
私
「そうだねえ。ほんとうに…こんなふうに、あなたたちに文句いう日がくるとは思ってなかった…けど…(ふるふる)」
ピコ
「すべての視えない存在はさ…人間とあまり差がないからさ…そこがわかんなくて、守護ガイドっぽいのが見えるとすぐ人は「天使様!」ってなっちゃうんだよね。ま、長いあいだ人類は第六感を封印されてきたから仕方ないんだけど…」
私
「ま…いいや。私はあなたたちとの今後の交流において、もう少し、適当に…適当に…お抱え大道芸人がうしろに憑いてる、くらいの感覚になれればちょうどいいってことかな」
ピコ
「そうかも!あのさ僕は…こうやって、君のレスポンスを期待してイタズラするわけだけど、これぞ新地球到来って感じじゃない?」
私
「無理やりそっちに持ってかなくていいけどね」
ピコ
「これからもっと、こういう交流が増えるんだろうねぇ…ププ」
私
「もうちょっと心の整理が必要な気がしてきた」
ピコ「ごめんね不謹慎でwww」
私
「あんたたち、私に対し、理想の役柄を演じようという気が…」
ピコ「なんかもう、あまり、ないwww」
ここで会話は中断。
ずっとニヤニヤしていたピコ、笑い転げていたバビロニア…。
前回の記事でピコが調子にのって本音をしゃべりすぎたあとなので、何してもいいやと思わせたかもしれません…!キー!
ご支援いただけると幸いです。 よりよいものを創造していけるよう、取材や制作に使わせていただきます。