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パパ上と雑談①

パパ上の宇宙船内で、軽食できるようなカウンターに腰かける私たち

私「おはようパパ上」

天祖のパパ上(天之御中主神)「おはよう娘」


「昨日の夜もここにきてもらって、いろいろ話したね。私のハイヤーセルフと、他の娘2人もきていた」

パパ上
あれはおまえのハイヤーセルフじゃない。おまえの本体だよ。おまえの本体の名前はミラ。自分の分身をふたり、地上に降ろしてる


「ええっとつまり…

そういうのががスターシードってこと?」

パパ上
「まあそう呼ぶ場合もあるかな。だとしたらスターシードなんて、珍しくもなんともないだろう?おまえが知っているように、地球上空をとぶ宇宙船はごまんとあるんだから(肩をすくめ微笑む)」


「なるほどねぇ。ということは、地球上で誕生し今も生きてる魂…地球由来の魂は、むしろ多くはないってこと?」

パパ上
「少ないわけじゃない。一定数はいる。地球由来の魂は…うーん。機械的というか…とても勤勉で…あまり笑わないかもしれないね。地上のルールに疑問を持たず、持ったとしても「自分はこういう世界に生きてるんだから疑問を持っても意味はない」と、すぐ切り替えることができる。これはただの、性質の話だけどね」


「それは、地球由来だろうが宇宙由来だろうが、どっちが良い悪いじゃないってことだよね?地球は何万年もずっと奴隷制だったけど、スターシードが増えてきて、それを覆す方向になって……

これからは地底みたく、棲み分けして、みんなが調和していく。

そういう理解で、いいのかな?」

パパ上
「そうだよ娘!さすがだ!(パチパチ)地上は棲み分けする。地球の女神はそう決断した。地上はあらゆる魂が存在しているのに、争いが多すぎるからね。これからの新地球時代において、

地上の生命すべてを大量のパラレルに分岐させて、そのまま生かす。

そう。地底のようにね」


「以前ピコが言ってたんだよ。地底はかつて、血で血を洗うような戦争があったって。それを棲み分けて、今は平和を保ってるって」

パパ上
「そうだね。地底の上層には、妖精のような存在たちがいる。自然霊。ユニコーンや小人たち。地上でいう、ファンタジーの生き物たちだね。そして中層には、ゴブリンやグレイ、恐竜の子孫たちがいる。このあたりは少し肉食かもね。そして…下層には、ピコのような鬼やゴーレム、形がよくわからない岩でできている、特定不可能な生き物がいる。
さらに一部の死霊は、地上から地底に落ち、やがてピコのいる最下層に着地する。ピコはそれを拾い、転生装置を使って、ブラックホールに放りこみ、浄霊しているね。ピコは地球の掃除をしているんだ」


「ピコ…「もうおまえと話さない」と言ってたけど、今朝一瞬、ピコが視えたよ。どうして?」

パパ上
まだピコとの漫画の契約は終わっていないからだろう。2027年内が〆切なんだろう?だから最低でも1日1回は、ピコはおまえの様子をチェックするのかもしれないね」


「そっか。寂しいなあ」

パパ上
「大丈夫だよ。おまえたちは必ず再会できる。数千年は先になるだろうが、ピコはいつか、神になるんだからね」


「そっか…やっぱりピコは、すごいんだねえ」

パパ上
「そうだ。ピコは只者じゃない。それなのに凶暴な鬼になってしまったから、かつては本当に手に負えなかった。わざわざ天之御中主神である私の娘たちを、差し向けなければならないほどにね」

((注)この娘たちの中に私がいますが、他にもいます。どこかに)


ピコの傍若無人さは、私では書ききれないんだよね。私を脅すときのやり方もすごかったし。お下劣なジョークもすごかったし…。ここじゃ年齢制限の記事になっちゃうから、あまり書かなかったんだけどさ」

パパ上
「書いたらいいじゃないか?私はあの暴君のような不肖の息子、ピコとやりとりするのを、それなりには楽しんでいたよ。いいかげん堪忍袋の尾が切れることもよくあったが」


「ところでパパ上。

宇宙船内に、浸かると洋服が溶ける、変なお風呂があるじゃん?

あれってさ…なんのためにあるの?」

パパ上の宇宙船内には、通路を阻むようにドドーンと置かれている謎の湯船がある!これに浸からないと通路の先にいけないのだが、浸かると一瞬で洋服が溶ける、変な(お下品な?)お風呂なのだ!)

パパ上
地上に創作のインスピレーションを与えるためだよ。ピコとのやりとりの中で生まれたものだ。でなければあんなもの、必要ないだろう」


「え〜!?なにそれ!実は協力しあってたんじゃん!ふたりとも!?」

パパ上
ピコは私を殺したいほど憎いだろうが、私は別に…あれは息子だからね。必要であれば、チカラを貸すこともする」


「えっ…パパ上…なに急に?優しいじゃん…あんだけピコをディスってたのに!(衝撃)」

パパ上

「そうだ。私は優しい。

娘よ、もっと褒めなさい(ほんのり得意げ)」


「うわぁ〜!(泣笑)パパ上のそういうところ、ピコもなんだけど…漫画にしようと思ってさ。今描いてるやつじゃなくて、コメディで」

パパ上
「これからは私がインスピレーションを送るよ。ピコについては、自分の記憶をたどりなさい。大量にあるんだから、エピソードには困らないはずだ」


「わかった!あとさ、パパ上、質問していい?」

パパ上「いいよ。なんでも聞きなさい」


「昨日のパパ上との通信のあと、夢をみたんだよ。おなかから大量の…」

パパ上「ああ。血だね。大量出血」


「そう。いちおうマシな言い方を考えたんだけど、浮かばなくて。そう。おなかから大量出血。あれ、意味があるの?」

パパ上
「おまえが大昔から持ち越している、愛情にまつわるトラウマがあるだろう。私はそれを最近ずっと、ヒーリングしているね?だからだよ。女性の愛情トラウマは、腹部に溜まるということだ」


「じゃあそれが、ごっそりなくなったってこと?」

パパ上
「そうだよ。でもまだまだ残っているけどね。昨日はヒーリングで癒した分が、可視化されたんだろうね」


「ふうーん…じゃあ、これからもよろしくお願いします、パパ上!」

パパ上
「任せなさい。あとなにか、質問は?」

私「ある!でも…」

ここで会話を中断。
長くなるので。続きます。

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五月女夕希/野良漫画家
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