天祖のパパ上とモニター通信
私
「ピコ、こないだの…パパ上とスタバで話した記事なんだけど、ぜんぜんアップできないっていったじゃん?」
地底の鬼族ピコ
「よほどあの記事内に書いちゃいけないことがあったんだろうね。君の出自である、天祖のクソ親父のことを、暴露するような内容がさ。どの部分だろう?」
私
「わかんないけど…パパ上の逆鱗にふれたらしくて、ピコとの通信に使ってたレムリア水晶も、まっぷたつに割れてしまってさ…」
ピコ
「そうだね。で?僕とのコンタクト内容を答え合わせするときに頼る霊能者が「パパ上とも通信しとかないとパパ上、またあなたんとこに来ますよ」って言ったって?(不機嫌)」
私
「そうなんだよ。さいきん、ピコとの通信用モニターが目の前にドカンと鎮座してるんだけどね。知らないあいだに移動させたんだね?まあ、それはいいとして。その右上に、けっこう大きな宇宙船がうつるモニターが増えてね…(げっそり)」
ピコ
「あいつ君を監視してるよね。前からそうだった。ムカつく」
私
「割れたレムリア水晶は、先端部分はパパ上用。根っこの部分はピコ用。そういうふうに分けたほうがいいと言われてさ。で、1日一回、10分くらいはパパ上用水晶を握り、生活する。その他の時間はピコ用水晶を持つ。そうしようと思って。いいかな?」
ピコ
「あのクソ親父と会うなといったのに。君は忘れきってるみたいだけど、あいつは過去世でも霊界でも、僕と殺し合いしてるんだぞ!今でもそのチャンスを伺ってる」
私
「わかってるんだけど、またパパ上の宇宙船に拉致られても困るので…ごめんピコ」
ピコ
「まったくもう。そのクソ親父用の水晶、僕用の水晶に当たらないようにしてよね。僕の情報があっちにいっちゃうから(しかめ面でため息)」
私
「わかった。袋を別々にするよ」
以前スタバで話し合いをした私たち3人。
現在天空で戦争中のパパ上が、
大昔からアブノーマルでパラノイア
だということを思い出し、どこまでも追いかけてくるだろうというのも思い出し…。
★午前中、パパ上用水晶をもっている時の会話★
私「パパ上おはよう」
天空人の祖パパ上
「やあおはよう。自転車に乗ってどこへいくんだい?(宇宙船から微笑みかける)」
私
「これから漢方薬買いに行くよ」
パパ上
「そうかい、気をつけて。ところで地球がこんな時期だというのに、ずいぶん悠長じゃないか?昨日は子どもたちとゲームセンターに行っていたようだが」
私
「パパ上その目こわ〜い!ガンっと見開いてて!地球がこんな時期なら、やらなきゃいけないことたくさんあるって言いたいんだよね?でもさ、子どもたちは小さくて、まだ事情がわからないから。むしろ今しか、めいっぱい遊べないかもしれないからさ…」
パパ上
「ああ、そうかもね。それはいえてる」
私
「なんか以前と違って、すごい威圧感!どーしたのパパ上?(顔面蒼白)」
パパ上
「おまえが宇宙船まで来てくれればいいのにと思ってるんだよ。わざわざモニター越しに会話するなんて。まるで他人同士のようだ」
私
「パパ上こないだ宇宙船で鞭使ったから、もうとうぶん招待はいいわ。現実的にも育児と仕事で忙しいし」
パパ上
「宇宙船内の子どもたちは、私の愛の鞭を受け入れているというのに。おまえと違って…おまえが、いつか私の気持ちを理解してくれると信じているよ。それにしてもピコとはしょっちゅう、会ってるようじゃないか?」
私
「ピコとは共同制作しなきゃならないから。〆切設定してあるしさ」
パパ上
「ふうん?まあ、いいけどね。すべてが落ち着いたら戻ってきなさい」
私
「すべてが落ち着いたら?死んだらってこと?ねえ、微笑んでるし優雅な仕草なのに、どうしてそんなに怖いのパパ上?」
パパ上
「怖い?私はおまえの味方だよ(笑って肩をすくめる)」
私
「超怖い。ねえ、パパ上の出演してる作品、ふたつわかったよ。有名な某ギャグ漫画と、昭和から平成にかけて描かれた某少女漫画だよね?」
パパ上
「そうだねえ。少女漫画のほうは実物の私にそっくりだろう?」
私
「写生みたくそっくりだよ。デビットボウイみたい。ううん、パパ上のほうがかっこいいよ」
パパ上
「にっこり。もっといいなさい」
私
「パパ上イケてる!尊敬できるし、強いし怖いし、誰よりも美しい!」
パパ上
「おまえは嘘が下手だねえ。なんでだろうね?
私の子どもなのに」
私
「すごい文脈!
お世辞って思うの?でも怖いってのは、ほんとだよ」
パパ上
「そこはそのままでいいよ。娘よ…私は、おまえがいつか帰ってくると信じてるんだけどね。待ってていいのかな?」
私
「期待しないで待ってて。まだやること、あるから。地上で」
パパ上
「そうかい。残念だよ。私は未練たらしい性格だから、いつまでも待ってるよ」
私
「自分を未練たらしいといえるのってすごいね。ふつうできないじゃん」
パパ上
「正確な状況把握、客観的視点がないと長期にわたる戦争などできないからね。自分自身のこともよく理解していないと」
私
「微笑みながら話すパパ上が怖いよ。じゃあ薬局ついたから通信切るよ。いいかな?」
パパ上
「いいよ。そして娘。これからは毎日、近況報告しなさい」
私「怖っ…は〜い…」
ここで会話を中断。