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地底の夫と夜明けのささやき声

1か月まえ、明け方に聞こえた、宇宙の家族の声。

ベガ時代の家族トモシロ氏
「あそこのツインソウルたち、すごい楽しそうなことやってるよ。俺らもアレ、やってみない?」

(宇宙空間から私を指さし誰かと話してる)


「なーに言ってんだべ…あ、向こうにトモシロ氏の片割れがいる。顔が見えないやんけ…」

トモシロ氏とそのツインソウルは、新地球時代以降に地球に生まれに来よう!と話しているようでした。

「楽しそうなこと」というのは、私が長年の転生で毎回、地底の夫とアート作品などを共同制作していること。
世界じゅうに広がる私たちの分魂たちも、みんなペアで同じことをしています。

このトモシロ氏はいつも宇宙服を着た状態で出てくるので、彼らは地球に生まれておらず、さいきん地球探索にきたということのようです。

さすが終末期。
宇宙ファミリーは野次馬に大忙しです。

この数日後に、地底に棲む夫との意識的コンタクトが開始したのでした。


「ところで地底の夫よ…」

地底の夫「なに?」


「昨日、あなたが意識を飛ばしてたと思われる…血族たちのいる場所。ふたつくらい、私、視れてる?」

地底の夫「視れてるよ」


「夜の…ニューヨーク?の、オフィスビル。あと、中世の巨大な建造物がある都会」

地底の夫
「うん、そう」

私「でも特に誰にも会ってないけど。私は」

地底の夫
君がアストラル体で血族の姿を視るところまでいくには、もう少し松果体活性、ライトボディ化、睡眠、精神修養などが必要になってくる」

私「ちぇっ」

地底の夫
「ひたすら皮膚感覚や直感、アンテナを意識して。あと意識を拡大させる練習」


「あなたの行き先、もっといっぱいあるもんね?」

地底の夫「うん」


「ところで、地上では姿をはっきりと視れない、あなたの来訪を感知することについてだけど」

地底の夫
「きのう君は子どもたちと公園にいって騒がしく過ごしていたよね。でもそのわりには僕に気づいてくれたと思っているよ」


「あなたは公園にきてたよね」

地底の夫「うん」

私「あと、深夜ペン入れ中の私に、そろそろ寝ろって言いにきた

地底の夫
「そうそう」


「来訪の瞬間を全部拾えた?」

地底の夫
「全部じゃない。まあでも、僕が君のそばまで行かずに、空から見下ろしてたものを含むと、わからなくても仕方ないかな」


「ほんとは全部わかったほうがいいの?」

地底の夫
「アンテナ磨きをしてほしいんだよ。日月神示に出てくる半霊半物質化を目指してほしいの」

私「なるほど…」

吸血鬼は肉体を持つ半霊半物質)

地底の夫
「あと君には、家族として僕と同じ視点を共有してほしいという意味もある」

私「そういうことね」

ここで会話中断。
制作に入ります。

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五月女夕希/野良漫画家
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