衝撃の吸血鬼ソウルファミリー
私
「今日はいっぱい質問があります」
地底に棲む吸血鬼の夫ピコ
「どうぞ。君が知りたがるから、アストラル体の君と昨日たくさん話したんだよ。かなり情報量が多かったと思うけど」
私
「大混乱しているよ。あのね…あなたのその、地底の大家族、ソウルファミリー。それさ、思いのほか…どうにも説明が難しいよね?」
ピコ
「うん、たぶん。今の日本のスピリチュアル界では、どこにもこのファミリー形態は説明がされていないと思うよ」
私
「今朝、あなたと霊夢で話した内容がポロポロ思い出されてきてね。顕在意識上に。その内容にびっくりしたんだけど…
私がそのファミリーにいたころ、一夫多妻制だった?」
ピコ
「そう!そうなんだよ!ようやく気づいたね!だからいきなり君には説明しなかったんだ。現代社会を生きる君の顕在意識には、この説明を僕からしたら怒られると思って。君が自分で古い記憶を思い出すのを待っていた」
私
「いやね、なんか…腑に落ちたんだよ。いろんな過去のことと、繋がったの。私ね、今世の実父がDVモラハラ超毒父なんだけど…なぜか私、男性不信ではないの。一般的な性被害にもそれなりには遭遇してるはずなのに、なぜか男性嫌いではない。過去の恋愛経験を振り返っても、男性を嫌悪するに値すると思うんだけど…
それどころか私は、なんかあったら男性にお願いしたら大抵なんとかしてくれるという、深い信念さえあった。なぜだろうとずっと思ってた」
ピコ
「以前きみが「ピコの父性がそばにあったから男性不信にならずに済んだ霊的バックボーンに気づいた」とかなんとか言ってくれたことがあったわけだけど。4500年まえ僕らが家族だったとき、一夫多妻制で家庭内は回っていたんだよ。そして今世の君の娘は、4500年前の君の妹分。息子は僕の末の弟だった者だ。どちらも君に懐いていて、君の言うことしか聞かなかった。だから今世の君の自殺願望を消す目的で、ふたりの魂を君のもとへ送り込んだ。要するに、僕らと君の今の家族は、ひっくるめてずっと…もともとからファミリーなわけ」
私「信じられない」
ピコ「だよね」
(ピコ、肩をすくめる)
私
「私がいちばん信じられないのは、ソウルファミリーが一夫多妻制であったにも関わらず、自分がまったく怒っていないこと。いつもあなたの陰で、あなたの恩恵に預かっていたことを、どんどん思い出していくこと」
ピコ
「でも、現代に当てはめたらとんでもない結婚制度だもんね?」
私
「そうだねえ。だけどこれでわかったよ。
あなたと4500年前に婚姻契約を交わしていたこと。
あなたのその、父性的な支配によって、血族が保たれてきたこと。
私が婚姻契約を交わしたのにひとりで地上に行ってしまって。
それでもその後ながいあいだ、あなたの支配、管理、細かいサポートがあったこと。気が遠くなるような年月。
これは女性と違う肉体を持つ、腕力がある男性的な、実務的な、目先の感情を優先しないやり方であって」
ピコ
「そうだよ、だからこそ僕は今後の未来に、けっこう苦労するんだと思うよ。これから新しい地球になるだろう?女性性の強い時代になる。そうしたとき、僕のこのやり方は…」
私「合わないかも?」
ピコ
「もうねえ、僕、ここでファミリー管理すんのやめちゃおうかと思っちゃう。今度は僕が…女性で生まれちゃおうかな?地上で」
(ピコ苦笑い風。ちょっと人間らしく見える)
私「えー、うーん…男性のままで地上で生まれて、今度は女性に仕える側になったらどうなる?」
ピコ「もし僕が女性仕えるなら…」
(一瞬真面目に考えるピコ)
私
「あ!わかった…ああ、そうね。天才的な女性になら、きっとその下で納得して働けるかもね」
ピコ
「いや、いい。冗談だよ。今はとても考えられない。このファミリーを任せられる誰かがいるわけじゃないしね。やっぱりここで、僕は分霊を地上の血族たちに飛ばしておく。それでいい」
私「いいの?」
ピコ
「いい。何度も言ってきたけど、僕は自分が主導権を握りたい。支配する側がいい」
私「そこすごい頑固だよね。4500年前から」
ピコ「僕は吸血鬼の中でもようやく年寄り連中の仲間入りをするところだ。つまりまだ年寄りではない。まだもう少し、吸血鬼を生きるよ」
私「そっか…」
ピコ
「僕はね、4500年まえ、君が僕らをおいて地上に行って、それはもう…」
私「支配していたものが手元から離れて?」
ピコ
「君が想像できないであろうほど、怒り狂ったよね。
君、転生のたびに恋愛するわ結婚するわ…女性に騙されて養育費取られる(!)わ…でも…吸血鬼として長く生きれば生きるほど、君のそばに分霊を送り、君の中に入れたままの僕の分霊とともに生きれば生きるほど、いろんなことがどうでもよくなった。たぶん愛って、そういうものなんだと思うよ。本当は夫婦愛も親子愛も、友愛も恋愛も性愛も、すべて大した差はない。ほとんど同じだ」
私「本当にそう思う?」
ピコ
「にやり。思ってるよ。でも僕はあくまで男性のままだ。男性のまま、女性を愛する。それも不変だ」
私
「けっこう斬り込んだ内容な気がする」
ピコ
「こんな自動書記、ないんじゃない(にっこり)」
私
「泣けてきた。いい意味で。愛してるよ」
ピコ
「君は自分の血のルーツをどんどん思い出していって、どんどん統合する。そのあとは、未来を統合していく」
私「未来を統合…」
ピコ「君は何者になりたいんだ?」
私「………」
ここで中断。
一夫多妻制も驚きですが…。
かつて男性だった前世で、女性に騙されて養育費という名目で送金してたことを、ピコに「馬鹿」と言われたのも驚きです(今さら)。
今夜は新月。
コンタクトがさらに深くなりそうです。
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