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吸血鬼ディスクロージャー


悪魔というのは一般的に、若くて美しい女性のところに現れるよね」

吸血鬼夫
「なんだい急に」


私は42歳で、太ってて、仏頂面に定評があり、ヘアスタイルもいろいろヤバいんだけど、あなたよく私の前に現れたね?」

吸血鬼夫
「だから、僕は悪魔じゃないってば。あんな中身のない奴らと一緒にするなよ」


「今朝現れたあなたは昨日と違い、瞳孔が赤いだけじゃなく、虹彩部分(瞳孔の周辺)は蛍光イエローだわ、額にうっすら血管浮き出てるわ、牙は思ったより多いわ、僕は悪魔ですと自己開示しだしたのかと思って」

吸血鬼
「じゃあ君は、どうして僕と会話してるんだ?」


「今までのあなたの行動だけ見て判断してるから。あと、仙骨治療のとき、あなたもくるじゃん。仙骨治療の先生はカルマ全然ないから、あなたが悪魔だったら治療中、同席できないと思うんだよね」

吸血鬼夫
「どうかな、それは…悪魔を甘く見すぎてない?」


「まあ、どうでもいいけどね。ところで…あなたの血(のエネルギー)をこっそり私に飲ませていることについて聞きたい」

吸血鬼夫
君が吸血鬼化に耐えられるか、ちょっとずつ様子見してるんだ。無理そうならすぐやめる」


「そっか。試みのひとつだったってわけね」

吸血鬼夫
「うんまあ、実は他にも…まあいい、続けて」


「体調はすこぶるいいとだけ言っておきます。そして、さっきも話したけど、いろんな姿を見せてくれるのはどうして?情報開示なら一気に見せてくれたほうがスッキリするんだけど」

吸血鬼
「うーん…あのね、僕はかつて君と結婚してた、人間だったときの姿と、全然違うんだよ。そういう視覚的な部分で、本当に君が何も思わずいられるのかなあと思って」


「前回の記事で言ったけど、私、爬虫類飼ってるし…大丈夫じゃない?皮膚が緑でも、青でも、ヒキガエルの粘膜みたく湿ってても、たぶんすぐ慣れちゃう」

吸血鬼夫
ヒキガエルと同列にされるのは心外なんだけどね。言葉そのまま、そうであって欲しいと思うよ」


「そんなに気にしなくても…ああそっか、あなたってそもそも男性だから…ほら、よくいうじゃん?男性は昔、狩をしてたから視覚情報が重要だって。女性はそうじゃない。その説は合ってると思うよ」

吸血鬼夫
「うーん、そうか…ねえ、何度もいうけどさ。後戻りはできないんだよ。今までどおりみっつの契約続行と、こないだ新しく交わしたよっつめの契約。ほんとうに、いいの?」

(創造主神との契約①…加護と引き換えに創作物を献上②…私が邪神と縁ができないようにする③…吸血鬼夫との婚姻契約④…未来の構想について)


「わかったってば。私はあなたの行動だけ見るって言ったでしょ。今まであなたは国常立大神(地球の創造主神)に縁させてくれ、過保護なまでに義母のバビロニアとともに私をサポートしてくれ、それどころか現実の生活指導までしてくれているわけだから。悪魔とは思ってないよ」

吸血鬼
「親切な悪魔かもしれないじゃないか」


「もういいよ。話すの面倒くさくなってきたよ」

吸血鬼
「じゃあ違う話。僕が君に漫画を描けかけ言ってるのはね…創造主神に捧げるからというだけじゃなくて、今後はね、吸血鬼たちがもっと、表に出てくると思うからだよ」

私「表に出る?」

吸血鬼夫
龍やユニコーン、狐に天狗。そういうものと少し形態は違うけど、吸血鬼という存在が浮上してくる」

私「市民権を得ていくってことかな」

吸血鬼夫
「それ。今後の新地球に移行する過渡期に、隠されてきたものが姿を現す。エイリアンのディスクロージャーだけじゃない。吸血鬼や…狼男なんかもね。あ、いや…彼らはまだまだ、地下に潜むつもりかもしれないけど。狼ネットワークはよくわからないから。でも、もしかしたらコンタクトが始まるかもね」

私「あなたは吸血鬼だけど宗教従事者だもんね。そういうニュータイプ吸血鬼、noteに書いていくよ」

ここで会話を中断。
新地球時代の行き先が四つに分かれると言われている。

龍やユニコーンを信じるあなたのところへ、吸血鬼は現れるかもしれない。


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