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ヒーリングとおまじない


「2日前かな、アストラル体の私とピコと一緒に、日本列島を上空から見下ろしたよね」

地底の鬼族ピコ
「君が、黒い部分があればヒーリングしたいといって。だからつきあった」


「ありがとうピコ。上空からみた感じだと、富士山周辺が一番黒かった。あと…南海トラフの場所かな。海岸沿い」

ピコ
「君が熱出しちゃって、あまりうまくヒーリングできなかったんだよね。でもどうせ気づいた誰かが何人も、こういうこと、やってるから。いつもね。それに…昨日、富士山上空に、宇宙船が現れたんだろ?とっくにどっかの宇宙人が、抑えたんだろうね」


「そうそう!宇宙船来たって噂。天空人たち(銀河連盟)のどれかかな?」

ピコ
「そうだね。彼らは勤勉だからね」


ピコも地底でああいうこと、やってるよね?」

ピコ
「やってるよ!江ノ島近辺と、東京湾と、沖縄の地底で。創造主神によるものを除いて、巨大災害を縮小化させるべく…ヒーリングしてる。ヒーリング…うーん。うまく伝えられないけどね。

日本は世界の雛形であり、

沖縄は日本列島の雛形だからね。

さらにいうと、久高島は沖縄の雛形」


「へえ〜。要所を抑えてるんだね。ピコ、それ私もできる?」

ピコ
瞑想して君が、砂浜の砂になったり、ワカメになったり、潮の流れになったりできるなら、可能じゃない?でもこんなの、24時間の瞑想じゃぜんぜん足りないけど。君だって僕が延々と、ここ1か月ずっと浜辺で座りっぱなしなの、知ってるだろ?」


「やっぱ時間が必要なんだ…」

ピコ
石の上にも3年っていうじゃないか?あれは悟りを得るには最低3年の瞑想が必要だって言ってるんだよ」


「なるほどねえ。ところで質問があります。ピコ、地上の夫についてのことなんだけども」

ピコ
地上の夫については、もともと彼と結婚する予定だった妻がいたけど、数年まえにあの世に逝ってしまってるから。つまり、彼も君も今が最善だ。僕はそれを踏まえると、これ以上のことをする必要はないと考える。僕はただの善意で、その妻の浄霊までしてやったんだぞ?」

三つ目族である地上の夫には本来、同じ三つ目族の結婚相手がいたが、数年で亡くなる予定だった。そこへピコが、漫画を描き切るため私と結婚してくれないかと交渉し、今に至ったというストーリーがある)


「でも私がピコとコンタクトとれる状態になれたのは、地上の夫の協力ありきなんだよ。そう思わない?」

ピコ「…うーん…」


「そのうえ2027年に私の魂は、ピコと宇宙行っちゃうでしょ?地上の妻(私)は抜け殻になっちゃうわけ。なんかそれって…」

2027年に私とピコが創造主神に宿題提出したら、私の魂はピコとどっか行っちゃうのだ!)

ピコ
「ああもう。それって人としてひどくない?とか言いたいのか君は?」

私「そう」

ピコ
「はーあ。僕は男に与える温情なんか持ってないんだよ!それなのに…ぶつぶつ…」

私「なにか、条件が必要なの?」

ピコ「……(眉しかめる)」

私「なに?」

ピコ「…僕から逃げたら駄目…(鼻筋上部をつまむ)」


「そんなこと!?もう、逃げてないじゃん??」

ピコ
君すぐ気が変わるから…(頭ぐしゃぐしゃ)」


「それ、あっちこっちで誓わされすぎて…これ以上約束する意味、ある?」

ピコ
「しかし他に何も浮かばない…うーん」


ピコの猜疑心が異常なのはいいとして、そんなんでいいなら、約束できるよ。とっくに約束してるけど…多分、過去世で、なんども!」

ピコ
「まあいいや。じゃあ…はい。君の手の上に紙をおいて。2027年から、君が80歳まで効力をもつ、おまじないだ。強い魔法は必要ない。明るく楽しく、死後、地上で家族をエンジョイできたねーと言い合える、家族円満のおまじない」

(この魔法の詳細は別記事で書きます)


私の本来の夫は、ピコだった。地上の夫の本来の妻は、三つ目族の別の女性だった。それを踏まえたうえで、家族を楽しくやっていけるように…」

ピコ
「君たちは夫婦そろって霊感があるから。本来の伴侶と結婚していないと、早い段階で彼も君も、気づいてた。それでもこれ以上の選択肢はないと、お互いが知ってる。だって…

君の本来の伴侶は僕で…地底人だし!

地上の夫の伴侶はもう…あの世だし!」

私「つまり?」

ピコ
君は努力が必要ってことさ。そこまでピッタリこない相手が、伴侶なら」

私「なるほど…」

ピコ
「君と比べると彼の方が、ずっと忍耐力があるからね。愛というものについては、彼のほうがよほど、理解してる」

ここで会話を中断。

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五月女夕希/野良漫画家
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