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2027年以降の話

地底の鬼族ピコ
「おはよう。昨日は君に、けっこう濃い話をしたと思う。覚えてるかい?」


「覚えてるよ。すごい話だった…(ちょっと呆然)」

ピコ
2027年に君と僕が漫画を完成させて、死の王(創造主神)に提出したら、契約は完了だ。君はもうドルイド邪神に追われなくなる。だからそのまま、

僕は君を黄泉の国に連れていくよ。そして僕の、次のプランに同行してもらう」


「要するに、私の魂はピコと一緒に行っちゃうってことね。この世での天命(契約)が完了するから」

ピコ
「そうだ。君はさいきん10以上のチャクラを活性させてるから、僕のいいたいことを正確にキャッチしてるね。よかった」


「でも幼い子どもをおいて死んじゃうの?と思ったんだけどねえ。どうもちょっと、違うって?」

ピコ
「違う。僕は君の魂を持ってっちゃうけど、今世のきみの顕在意識は肉体に残る。今世の記憶も残る。だから、ほとんど抜け殻状態になったままで、君は2028年以降を地上で、生きるだろう。
僕と君の魂は宇宙空間で次の行動に移ってるけど、空っぽの地上の君の状態をチェックすることはできるし、インスピレーションも送ることができる。つまり傍目には、なにも変わらない生活が送れる」


「なるほどねえ。もし…今くらいの霊感がなくて、ピコとのコンタクトもできなかったとして。そうしたら、なーんにも気づかないまま、魂のない、抜け殻として生きちゃってそう」

ピコ
「そうなってたかもね。でもそれだと、創作に必要な情報を降ろせなくなっちゃうから。そういうわけにはいかないよ。それに、今の君の家族というのはね、僕らが創造主神と交わした契約のために、僕が用意した環境だ。ここすごく重要。…てことは…用が済んだら、君は僕に返却されなければならないということだ」


「ええっと、天命の契約が完了したら、私自身はピコに引き渡されるってことね。私の魂がもう、地上にいる意味がないから」

ピコ
「そのとおり。ここであらためて君が、僕の所有物であるということを言っておこう。僕と縁したのが運の尽きだと思って諦めろ」


「そこはいろいろつっこみたい部分ですが、まあいいです。
もうねえ…いろいろ衝撃なんだよ!私がいるこの宇宙では、ピコと私の長きにわたる物語があるわけだけどね。となりの宇宙では、BLの私らがいるって??」

ピコ
「ああ、そうだった!その話!となりの宇宙では僕は吸血鬼だ。この宇宙では鬼だけどね。つまり君は、となりの宇宙にいるBLの僕らのチカラを借りて、君の漫画のBL部分を描いてるんだよ。でも、この宇宙での僕は、完全にノーマルだから。君の漫画の、BL以外の部分のエピソードには僕がチカラを貸してる」


「描いてる漫画のBL部分、自分ひとりで描いてるんだと思ってた」

ピコ
「いいや。となりの宇宙の僕が君に援助してる。そして君は…となりの宇宙の僕のほうがいいようだね?ええ?(眼光ギラギラ)」

私「はい。そうです!」

ピコ
「即答したな!BLのどこがいいんだ!(怒)」


となりの宇宙のピコは、ネガティヴでインドアで一途で真面目。

でも…目の前のピコは、楽観的で女好き。

どう考えてもとなりの宇宙のほうが、いいよね?」

ピコ
「あんな目の下クマだらけの根暗野郎のどこがいいんだ!」


「え?ピコ…ディスってるけど、あれ自分じゃん…となりの宇宙だけど。変なの!…あーあ。となりの宇宙に生まれたかったなぁ…」

ピコ
「となりの宇宙じゃ、男性のきみは僕にしょっちゅう半殺しにさせられてるだろ!

知らないとはいわせない!(青筋)」


「ああ、そうだった…ケンカの仕方が異常で。男性同士だからか、容赦がないんだった…」

ピコ
「それはそれでイヤだろ?」


「うーん…まあ…イヤかも。となりの芝生は青く見えるってことなのかなぁ…うまくいかないよね。人生って。はぁ…」

ピコ
「ああ…なぜかやたらと腹が立つ…あれが僕とはいえ…まあ、いいけど。でね。続き。2028年以降の君は、顕在意識だけで漫画を描いたり、占いをするんだ。でも霊感は消えないから。多少ボーッとしてても、僕や君のハイヤーセルフに話しかけてくれれば、今まで通り記事も書ける」


「へえ。不思議だねえ。あ!ねえ、となりの宇宙のピコと、コンタクトってとれるの?」

ピコ
「やってみたらいいさ。思う存分話しかけて、せいぜい素敵な理想を破壊させられればいい。それに君はすでに何度もとなりの宇宙の僕らを偵察しにいって、情報ももらってるんだから。それをこれからは、意識的にコンタクトしてみたらいいよ。となりの宇宙の君も僕も、ふつうに返事してくるはずだ」

ここで会話を中断。
以前プレアデス星のサポート集団からいろいろ教わってたのですが、そのとき「人類はいずれ魂を別の星に置きながら、地球上で交流するようになる。それが人口削減という意味にも繋がる」というニュアンスのことを言われました。
自分がまさにそのケースになるようですね。
私の家族は魂をちゃんと肉体において生きるようです。
私だけ途中から、抜け殻になると。

ピコとのご縁は…なんなんでしょうね、一般的なものじゃない感じで…どう言ったらいいやら…実際のコンタクト内容の、10分の1も書けないんですよ。内容が濃すぎて…血まみれホラーなSMっていうんですかね…。
一方となりの宇宙ではBLなのに、健全な感じの関係なんですよ。そして男の子の私自身がかなり、のんびりしてて鷹揚っていうんですかねえ。

ああ、そういう意味でもとなりの宇宙に生まれたかった…。

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五月女夕希/野良漫画家
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