吸血鬼と預言の話
私
「あのさ、勇気を出して…ピコに聞きたいことあるんだよ」
地底に棲む吸血鬼の夫ピコ「2025年問題ね」
私「そうそう。2025年7月のやつ」
(2025年7月5日に隕石が衝突して津波が起き、地震が起き、火山もやがて噴火するという預言がある。古いものはノストラダムスに遡り、日月神示に遡り、最近はたくさんの霊能者が動画配信している)
ピコ
「はっきりいうとさ、今までの歴史的な大地震なんかは、どれもこれも社会的な予告があった。預言もあった。つまり2025年に隕石が衝突して津波が起こるだろうという預言も、いつかは実現するといっておく。ただ…隕石云々はわからない。津波か大地震か、火山噴火か、そういう災害の順番や特定は一切意味がないと思う」
私
「特定はできなくても災害はあるってこと?」
ピコ「うん」
私「なんでそう言い切れるの?」
ピコ
「災害は人間からしたら避けて通りたいことなんだけど、地球や霊界側からしたら、生活空間のリニューアルのための出来事だ。すべての生命や霊的存在が人間に味方するわけじゃない。宇宙ではみんなが平等だから」
私
「まあ、そう言われてるよね。人間からすると、えー!なんだけど…」
ピコ
「そもそも創造主神の計画は、大まかなものは発表されても、詳細はギリギリまで誰にもわからない。それこそ銀河連盟だとかプレアデス、アークトゥルスその他宇宙の派閥すべてにおいて、大きな計画は日にちや時間は絶対伝えられない」
私「ピコも?」
ピコ
「もちろん。だって…会社で例えよう。予告や預言は、会社の今後の方針発表みたいなものだからね。小さいものなら変更もあるし、なくなることもあるだろう。でも大きいものなら、延期したとしてもいつかは実現するだろ?」
私
「あーなるほど…重役までが一切知らされずにある日突然、計画実行されたりするとかってやつ」
ピコ
「そう。現実的にも、そういうのは普通にあるだろ。だからさ…人々を怖がらせるようなことを言い続ける霊能者の動画とかあるけど、あれは要するに、「いつになるかわからないけどいざという時に備えといてね」という注意喚起ね。受け手は必要以上にビビっちゃ駄目なの。備えればいいだけ。だからあれでお金儲けしてる連中は罪深いんじゃない?◯年◯月中にメンバーシップ登録しないと魂振り分けで救済されないです、入ってね!みたいなさ。人の不安につけ込んでる。下品だよね」
私
「ここでもマインドコントロールが出てくるんだね」
ピコ
「まあ、配信してる人たちもお金がないと生活はできないから…収入に繋げるのも大事ではあるけど…もうちょっとやり方があると思うよ。あと、ここ重要ね。彼らのいってる内容にもいくつかの真理があるってこと。だから視聴できる内容の中で真理だけ拾って、あとは右から左へ流せばいいんだ。その上でお金を払いたければ払えばいい。その価値があると思うなら」
私
「でもさー、その…人をビビらせる情報の中で真理だけを見分けるって、難しいよね?」
ピコ
「そのへんは奴隷根性を捨てれば解決する」
私
「あれ?私たち創造主神の奴隷なんじゃなかったっけ?」
ピコ
「自主的に、能動的に奴隷するなら別にいいじゃない。何があっても自己責任、で心から納得できるんだから。やめるのも自由だとわかってれば尚さら。だけどイヤイヤ奴隷やるのが日常になってると、野性が鈍るから。情報の中の真理を分別できないよ」
私
「奴隷は野性が鈍る…私もくりかえし自分に言い聞かせようっと」
ピコ
「君はもうこれ以上動物的にならなくていい。もうじゅうぶんだ」
私
「けなされてるのか褒められてるのかわからない。どっちかは聞かないでおく。ピコは答えなくていいからね」
ここで会話は中断。
交信中、ニュアンスを拾うのがちょっと時間かかりました。
センシティブな話題だと思います。
預言が話題になってからけっこう時間が経ってますが、
不安に駆られる人は今でもまだ多いと思うので…。
ピコ「うーん、まあまあかな。今回の内容。及第点とだけ言っておく」
だそうです。