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ピコに促されるの巻

さいきん気分が悪い。
ここ数年、落ち込むなんて、滅多になかったのだが。

冷静になってみても、いつまでもぐずぐず、気持ちは下がったまま。

毎日のように書いていた記事も、私の気分がすぐれないせいで、今ひとつ書ききれない。

明日はピコとのやりとりの、答え合わせをしに、霊能者のところへ行くのだけど。


「どうしてこんなに落ち込んでるの?私」

ピコ
前世のこと、あれこれ思い出しちゃったからだろ。こないだ買ったラブラドライト、効きすぎるんだよ。パワフルすぎる。でも君…どうせ、やめないんだろ?あの石を握って、すべて思い出したいんだろ?」


「うん、思い出したい。どうしてあの父のもとに生まれたのかとかね、すべてを、知りたい」

ピコ
「知ったうえで、感情を処理したいんだね。ああ、いい迷惑だよ。きみ僕に、八つ当たりしてさ」


「ごめん。日中、すごい八つ当たりした。おなかの子にも」

ピコ
「君さ、その子と、もう仲良くできないからね。覚悟して」


「そうだね。胎児のときの記憶って、実は、かなり残るもんね」

ピコ「残念だよ。もう…」


「もうさ、いやだよ。ハイヤーセルフはピコになにも不満がないみたいだけどさ。私は…自我の私は、すごく不満がある」

ピコ
自我の君は、僕と君の過去世を断片的にしか思い出せないじゃないか。すべてを思い出してるわけじゃない。なのになぜ、この宇宙が失敗だったって、思うんだ?そりゃたしかに、僕は器用じゃないけど」


「あーあ。となりのBL宇宙の私たちが羨ましいよ。愛情というものについては、彼らのほうがずっと大人な気がする」

ピコ「僕を巻き込むな」


「ほんとのことじゃん。ピコは女性というものを軽視しすぎ」

ピコ
「はぁ…否定は、しないけど。特に現代の厳しい基準においてはね」


「不満がないふりをすることはできない。文句を言わずにニコニコしていれば、たしかに、愛してもらえるよね?だって都合がいい存在だもん。それ。都合がよければ、愛される。メリットは、あるよね。でももうそういうの、29歳までに、捨ててきちゃったんだよ。私。もういいの。そういうの」

ピコ
「たしかに君は、過去世のどの人物だったときよりも、モノを言うようになった。だからこそ、悪に利用もされなくなった。だって善じゃないし。被害者も、やめたもんね?」


「やめたよ。父のような狡猾な人間にも、一切搾取されていない」

ピコ
「だったら今のきみの周囲のどこに、怒りをぶつける相手がいるというんだ?どこにもいないじゃないか。油断できない人物は完全に排除しただろう。違うのか?」

私「…そうだね。そのとおりだと思う」

ピコ
「いま君がやらなきゃならないのは、はっきりと鮮明に思い出してしまった、いくつかの前世へのケアだ。君はアジアショップで買ったそのラブラドライトのせいで、吐き気がするような怒りの記憶を発掘してしまった。その当時の古いきみが、天に上げてもらうのを待ってる。わかるだろ?」


「わかるよ。わかってるよ。大昔、父が金のために私の命や、内臓を売ったとき、いつも銀二は私の身元引き受け人になってくれた。今回も、両親が離婚したあと、銀二はきてくれた。クサガメの姿だったけど。…銀二は私が苦しいとき、最低でも5度は、私を救済しにきてる」

ピコ
「それを理解してるなら、今すぐ。そのラブラドライトと、レムリア水晶を持って、ベッドへ直行だ。きみに必要なのは睡眠じゃない。前世の自分の傷を治療することだ」


「ああ、いやだ。気分が上がらない」

ピコ
「知ってるよ。でもそれ、放っておいても、もとには戻らないから。いますぐ手を打て」

私「わかった」

ここで会話を中断。
振り絞るようにして、ピコと会話してみました。
この記事を書かなかったら、前世のこと、もっとほっておいてしまったかもしれません。
次回、書けたら、前世ヒーリングについて記事にします。

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五月女夕希/野良漫画家
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