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パパ上が鞭打つ理由


「ところでパパ上。どうしてパパ上との直接的コンタクトはこんなに、難しいの?パパ上が超高次元だから?古い神だし?」

天空の祖パパ上
「それはある。私の神名は天之常立大神、天之御中主神だが、私は創世初期からずっとここで天空を創造し続けているから。周波数の低い地上で生きるおまえが、私と長時間コンタクトし続けるのは、少し難しいだろうね。
これからは私と通信用のレムリア水晶と一緒に、国常立大神(地球の創造主神)のお守りを握りながら宇宙船に来なさい。あとコンタクト直前に音叉を使用して、肉体の周波数を上げておきなさい」


「わかったそうする。パパ上とはモニター通信だけなら、わりとしやすいんだけどね。直接コンタクトの場合はピコよりもずっと、難しいものなんだね」

(眼前に集中すると、パパ上用のモニターが右側上空にみえてくる)

パパ上
「おまえは最近、私のヒーリングによってだいぶ周波数が軽くなっているのだが。わかるかい?」


「うん、わかる。目がよく開くというか、頭頂のチャクラがスッキリしてるよ」

パパ上
おまえが今までしょっちゅうコンタクトしていたピコは、地底最下層の、黄泉の国の神を祀る神官だ。国常立大神と同一神とはいえ、名が違うので働きが違うし周波数も違う。そこで神官をしているということは…

ピコは死霊に近い周波数なんだよ。

だからこそおまえはピコによって、肉体そのものを強くすることができたわけだが………下半身のチャクラもだいぶ、強化されたはずだ」


「風邪ひいても、寝込まなくなったんだよ。アストラル体で関わるとき、ピコの血をもらったり、心臓食べたりしたからね」

パパ上
「おまえが肉体という物質を着ている以上、ピコのやったことは正しかったと言わざるを得ない。おまえはとても体が弱いからね。
そして私はというと……天のエネルギーをおまえに送ることができる。

天のエネルギーというのは、宇宙創造時の、根源の光だよ。

そこから魂は生まれていく。いま私は、おまえの過去世のトラウマを、ひとつずつ浄化している。魂の傷を埋め、精神性に影響を与えている。上半身のチャクラを整えている」

私「うん。それすごく、感じてる」

パパ上
「普段は私が周波数を極限まで落とすことでコンタクトができるんだが、

おまえへのヒーリング時には、どうしても私が周波数を上げてからエネルギーを送らざるを得ない。

だからコンタクトには周波数の差ができて、ノイズが走ってしまうんだよ」


「なるほどね〜。パパ上って、呼んでもすぐ現れないじゃん。少し時間をおかないと、姿が認識できない。
ピコなんかは私が目を閉じた瞬間、すぐに現れるんだけどね。
やっぱり周波数に差があると、コンタクトは大変なものなんだね。ねえパパ上。思い出せることなんでもいいから、過去世の話を聞きたい。教えて」

パパ上
「うーん…おまえの魂は、なかなか古い。この宇宙に誕生してから3億年以上になるけれど…おまえの魂を最初に産んだのは、私だ。そしてそのあと何度も転生して、おまえは今まで私から、20回弱、生まれてる。特にピコが数千年まえ、地底の鬼になってからは、回数が多い」


「地球にくるまえに既に、パパ上は私のパパ上だったんだね」

パパ上
「そうだよ。このあいだおまえは古い惑星で、ポールシフトで死んだ記憶を視に行っただろう。あれよりもっと前だ。当然おまえとピコがプレアデス星人だった時よりもっと、前から。私はおまえを産んで、ピコも産んでる。ただピコは、だいぶ早くに私の手を離れたけれど」


「地球に来て、天界で私とピコが双子やってたって時期からかな?あのとき私とピコが神様たちから罰を受けて、私は人間転生ループ行き、ピコは悪魔にされちゃったんでしょ?」

パパ上
「そうだね。そのあとピコは悪魔祓いもされてるから。自分を裁いた神々への怒りを、今も抱えている。そしておまえたちは毎回、異性同士で転生してる。おまえの抱える、愛情へのトラウマが大きいからだ」


「たしかにそうだと思う。でもそれ、これからのパパ上のコンタクトで、よくなってくものなの?」

パパ上
「もちろん。

現にいま、地上の夫はおまえとうまくいってるじゃないか?」


「うん、そうなんだよね〜!ピコとのコンタクトが濃かったここ3ヶ月、地上の夫とはあまりうまく行ってなかった。それなのに…

パパ上とのコンタクトが増えたら、急に地上の夫がいい状態になったの」

パパ上
彼の先祖が徳川家康だというのも関係は、している。家康公は生前、私を信仰していたからね。つまり、

神仏の世界は厳然たる縦社会だから」

徳川家康は妙見信仰をしており、妙見菩薩は北極星のことを指す。北極星は天之御中主神…パパ上のことを意味する)


「地上の夫は、自覚がないけどすごく霊感があるんだよね。だからピコが、ずっと私の近くで、家族を捨ててまで漫画を描け描け!って言ってるの、地上の夫はわかってたんだと思う」

パパ上
「おまえの地上の夫の人格は、とても優れているよ。それは保証する。だからもう、大丈夫だよ。
しかし…さっきの話に戻るけど、ピコは数千年まえ、鬼になった。なぜ突然、人間から地底の鬼へ転生したのか?その理由は……

ピコが最後に人間だったときに、親殺しするほどの、深い怒りを抱えていたからだ」

私「親殺し…」

(ここで私、神への恨みは親への恨みと同じこと。ピコの場合、それが物理次元に顕現してしまったということかもしれないな、と思いました)

パパ上
「詳細は省くが、そういう理由で、ピコは鬼になったんだよ。やがては安倍晴明や陰陽師たちが、国をあげて粛正せざるを得ないほどの、凶暴な鬼に。
そのとき天では神々たちの話し合いが行われた。

鬼に天空人をあてがって、鬼の凶暴性を中和させることになったんだ。

そしてピコとペアで生まれることが多かったおまえは再び、私の腹から生まれることを選んだ」


かつて私が、ピコを助けるために死んだことがあるというのは、そのときのこと?ハイヤーセルフがチラッと言ってた」

パパ上
「そうだよ。

かつてピコは人間を殺しすぎ、粛正されそうになったことがある。

そのときおまえは、ピコを助けた。そして死んだ。

自殺というやり方で」

私「自殺?」

パパ上
「そうだ。おまえは自分の命を投げ出しやすい。ひとつのクセと言ってもいいかもしれない。おまえが4000年まえ、ドルイド教の神の生贄にされたときも、おまえはその神はやめろと地上にわざわざ降りて伝えてしまい、人間に繋がれて、人身御供にされた。
おまえには根深い、自己犠牲というカルマがある。
今もまだ、ある」


「…それはわかる気がする。2021年の年末もね、私は強く思ったんだよ。これからの人口削減を想像したら辛くなってしまって。

私が命を差し出すことで、解決するんだろうか?

って、一瞬よぎったの。すぐ打ち消したけど。でも、あんな考えが浮かぶなんて、過去世に同じことしてるとしか思えなかった」

パパ上
天空人であるおまえの魂には、あまり欲がない。

個体としての生存本能が薄いんだよ。

仕方ないことだけどね。……話を戻すが、ピコを助けるために自死したおまえに同情し、私はふたたびおまえを産んだ。利他的な理由だったからだ。そのときピコを助けるための、他の選択肢がなかったというのもある。あれはおまえにとっての、最大限だったと私は判断した」


「うーん……具体的にどういうことがあったかは思い出せないのに、涙が出てくるよ。そして、懐かしい気がする」

パパ上
「しかしそのころと比べて、ピコはだいぶ和らいできたよ。これは喜ぶべきことだ。今はピコが神官だというのもあって、肉食もしていないし、殺人もしていない。草食の鬼。だから以前よりは凶暴ではない。それでもまだまだ考え方が破壊的だけどね。
だからもう、放っておいても大丈夫だろう。私はずっとピコを見てきてそう思う。何が言いたいかというと…

今後おまえが、わざわざピコと共同制作の契約を続ける必要があるのか?

疑問に思ってるということだよ」


「私自身も、自己犠牲的な考えを実行しなくなってきたし?」

パパ上
「そうだよ。今世のおまえは、自己犠牲を避けているね。まだ手探りな部分はあるようだが、うまく行ってるように見える。一方で、おまえの地上の夫が、家長として誠実に務めを果たしているのもあると思うよ。今のおまえは家族に恵まれている」


「…ありがとうパパ上。いろいろ教えてくれて。パパ上含め、すべてに感謝しか出てこないよ。そしてこれからも、いろいろ思い出していきたいし、パパ上のヒーリングで傷を消していきたいと思ったよ。でも…でもさ……!」

パパ上
「なんだい?どうしたんだ?できるかぎり答えるから、遠慮せず、正直に言ってごらん」


パパ上、宇宙船内で、子どもたち(乗組員)に、鞭振るってるよね?

しかもパパ上、全裸で。

あれはなんで?話してることとのギャップがすごくて、私の脳では理解ができないんだけど……」

パパ上
「あれは私の、純粋なるサービス精神だよ」

私「サービス精神?」

パパ上「面白かろうと思って」

私「えっ……あ、あんな、無表情で…??」

パパ上
「表情にとくに意味はないが…笑って打ったほうがいいなら、そうするが」


「ええ!?よけい怖いから、笑わなくていいよ!!」

パパ上
それに私の子どもたちは皆、深層心理では痛みを求めているから。

父なる私が与える懲罰を。

そうだろう?」

私「………(絶句)」

ここで会話を中断。

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五月女夕希/野良漫画家
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