吸血鬼のねぎらいの言葉
地底に棲む吸血鬼の夫ピコ
「今日はカメDEShow、2024のイベントお疲れさま」
(カメDEShow!→年に一度の亀グッズオンリーイベント。作者はいつも亀の漫画を売りに行っています)
私
「あなたとバビロニアママ、一緒にきてくれてありがとう。お手伝いのイレイサーさんもいたのかな。…というかあなたたち、朝の日光神社参拝の時からいてくれたよね」
ピコ
「僕がちゃんとミスター家康にお辞儀したのわかった?」
私
「わかったよ〜。昨日私がチクチク言ったからね。でも柏手は打たなかったでしょ」
ピコ「だって願い事ないんだもん」
私
「あっそう?どうもーってかんじなのね。家康様はあなたの子孫だしね」
ピコ
「まあいいじゃないか。それよりイベントの話をしようよ」
私
「カメDEShow!、コロナになってからずっと中止だったんだよ。悲しかったなあ。でも幹事の方が今回交代して、頑張ってくれてさ…4年ぶりのイベント開催になったよ。本当に嬉しかった」
ピコ
「ねえ、でもさ、途中でお客さん全然こなくなっちゃって。あちゃーって思った」
(13:00頃に本気の閑古鳥が鳴いた)
私
「あなた頭抱えてたよね。すごく苦笑いしてさ。私の目の前で!
しかも隣でバビロニアママが笑いながら髪振り乱して、ヘドバン&ジャンプしだしたときはどうしようかと思った。まさかお客さん急に減ったのはそれのせい?」
(視えない世界で起きることは現実にも反映される)
ピコ
「うーん、えーっと、まったく無関係じゃないかもしれないけど…」
私「バビちゃん!(怒)」
バビロニアママ「ケラケラ」
ピコ
「まあでも、ぼちぼち…あ、地底人のお客さん多かったね。気づいた?」
私
「気づいてたよ。というかもともと、買ってくれるお客さんに地底出身者が多いのはわかってる。これって丹田に入ってるあなたの分霊によるものなんでしょ?」
ピコ
「そう。僕の分霊が引き寄せてる。あ、でも君も地底のソウルファミリーなんだからね。それも要因」
私「地底ばっかやん」
ピコ
「それに昼頃きみの頭痛が始まっちゃって…昨日あまり寝なかったもんね。もう、いつもちゃんと寝ろっていってるだろ?」
私
「すいませんでした。どうしてもペン入れしたいページがあった」
ピコ「僕の与えた血と内臓のチカラに甘えるなよ、もう」
(以前ピコが血をくれ内臓を交換してくれたためだいぶ健康になった私)
私「もう少しくれてもいいよ!」
ピコ
「きみアドレナリン出過ぎて全然寝れなくなっちゃうから駄目。ちゃんと作品完成させてからじゃないと」
私「ちぇ」
ピコ
「いっとくけど寿命に関わるから慎重にいく。3次元の肉体というのは、君の魂とは別の意志を持った生命体なんだから。扱い方を雑にしたせいで、肉体にそっぽむかれて短命コースはごめんだ。君は契約を果たさないといけないのに」
(ピコと共同制作で漫画を描いて、創造主神に捧げる契約)
私「小言が増えそうなので…話題を変えて、昨日の夢について話したいな」
ピコ「どんな夢だったか簡潔に説明してみて」
私
「私が電車に乗って、降りて、ホームを駆け抜けて、また電車に乗って…を繰り返すんだけど、地面には干からびた犬のう◯こがあちこちにあるわけ。で、たまにやっぱり踏んじゃうわけ。そしてそばには有名な魔導士のマスコットキャラクターがいる」
ピコ
「君は転生のたびに記憶を失ってリスタートだから、人生のたび同じ失敗をすることがある。でも…だんだん傷ついたり絶望したりしなくなっていく。慣れていって。それがつまり、干からびた犬のう◯こで象徴されてる」
私
「そうなんだね。じゃあ、そばにいた魔導士のマスコットキャラクターはあなたの象徴?」
ピコ
「あーうん、そう。つまり、夢でアストラル体の君とそういう会話をしたってことさ。君にとっては地球上のどの感情的トラップ(犬のう◯こ)も、もう大したことない段階にきてる(干からびてる)だろって、言ったんだ」
私
「まあそうだねえ…そうかもねえ…臆病なのは治らないけど」
ピコ
「そして君はそろそろ来世の計画を考えだしている…だろう?それが実感をともなって、これからじっくり考えるべき問題として現れてる」
私
「別に…「もう人間はいいかなって思う」とか、そういう感覚とは違うんだけどね。誰かの世話して消耗して生きたわけじゃないし。だから今のところ、あなたたちソウルファミリーへの帰属が望みかもしれない。吸血鬼になりたい」
ピコ
「うん、それはそれとして…まず君はもう少し思いださなきゃいけない。ソウルファミリーに帰属したときの、君の感情、感覚、ベースになっている意識を。長いあいだ地上で転生してたから、すっかり忘れてしまってる。それを思い出すことが先だ。そのあと来世の計画を作る」
私
「作ろう、とは言わないの?作るって、言いきったけど?」
ピコ
「えっとそれは、僕の支配的性格からくるもの。深い意味はないよ。僕がかつて一夫多妻制だったときの、話し方のクセかも」
私
「なんかさぁ、これって自動書記だからさ…私というフィルターを通してしかあなたの会話を記録できないことがもどかしいよ。あなたに4500年前の仕事のこととか聞ければいいのに。私の語彙が少なくて、上手く書けない。一夫多妻制のことばっか書いても、ねえ?」
ピコ
「僕は何にでも口を出してしまう、口うるさいトップだったよ。そういう意味で人を使うのが上手くないかもね。そしてそれは今も変わらないよ、地底において」
私
「ああ、そういうニュアンスなら、そのまま書ける…」
ピコ
「君の地上の夫もそういうところがあるだろ。彼は僕の子孫だし分霊も入ってるし、ほとんど同一人物だと思えばいい。僕はかつて彼のように生き、働いた。ただ彼は、現代に適合しなければならなかったという意味で、僕が生きてた頃よりはずっと細かく、内向的だと思うけど」
私「すごくわかりやすい説明だね」
ピコ
「うん、まあそれはいいんだけど…君、頭痛がするんだろ?今すぐ寝ろ」
私「ぐう」
ここで会話を中断。
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