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地下施設を視てみる


「唐突ですが、陰謀論で、某宗教施設の地下に道があるっていうじゃん?」

地底人のピコ
「ああ、はいはい。誘拐された子供たちがいるというやつね」


「今までピコや天空の祖パパ上とかしかコンタクトしてこなかったけど、本当に地下施設があるかどうか、霊視ってできるのかな?」

ピコ
「やってみたら?ただ、アストラル体そのものでいくと危ないから、チビのアストラル体作って、遠隔で霊視したらいい」


「じゃあ、妖精っぽいアストラル体作って…わーお。シルバニアファミリーみたいな小ささ!逃げるときは気体になれる!」

ピコ
「チビ妖精、いってらっしゃい。僕らは上空にいるからね。見つかったらすぐ戻ってね」

チビ妖精の私、地図上の目的地へ辿り着くと、地面の下に落ちてゆく。
しばし黒い土のようなものを通り、やがて、豆電球と蛍光灯のある、狭い廊下に出た。

チビ妖精
「えっ。ほんとに地下道がある…」

目の前の、アルミでできたような扉の隙間から、気体になって室内に入る。
するとケージのようなものが10以上ある部屋に出た。

中には…
空っぽのケージが多かったが、何人かの子どもはいるようだ。

チビ妖精
本当に子どもいるじゃん。えー…」

怖くなり廊下に戻ると、やってきた係員?のような制服を着た男性と目があう。私の存在がわかるらしい。
慌てて天井を通り抜け、地上へ戻る。

私「こっちこっち!」

ピコ
「君と僕で二重に結界はって、追っ手がこないようにしよう」


「なんであの男の人、チビ妖精の私の存在がわかったの?」

ピコ「あれはエイリアンだからだよ」


エイリアン…。えー、地下施設、ほんとにあるんだね…」

ピコ
「そりゃあるさ。君は何度も前世でああやって霊視して、いろいろ知っちゃって。そして若いうちに、秘密結社に殺されてきたんだよ。いい経験になったね。でも、もうやめた方がいいね」

ここで会話を中断。

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五月女夕希/野良漫画家
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