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ハイヤーセルフからのメッセージ


「おはよう私のハイヤーセルフ。昨日の夢は、あなたからのメッセージ?」

ハイヤーセルフ
「うん。あなた昨日寝るまえに変性意識状態になって、地球にくる前の前世を視たでしょ?そのとき、頭部の大きいエイリアンだったよね?覚えてる?」


「そうそう!高度な文明の形跡がある廃墟の中で、頭蓋骨がやたら大きいエイリアンの骸骨…幽霊かな?何体かみてさ。2〜3頭身くらいなの。ゴブリンよりずっと頭が大きいの」

ハイヤー
「あとで宇宙人図鑑で探してみて。で、その廃墟の奥の暗がりに、

あなたとピコの骸骨もあったでしょ?」


「あった。びっくりしたよ」

ハイヤー
「それぞれの気持ちと状況、読み取った?」


「うん、読んだ。床に座り込んだ状態の骸骨だった私は

「ピコをもっと愛し、大事にしたかった。

生きてるときは怒ってばかりだったから…」

と言ってた。ピコは当時から浮気症だったみたいね?
そして壁にもたれるかたちで骸骨になってるピコの方は

「誰一人守れなかった。次に生まれ変わったときは、多くの人を助けたい」

と言ってた。みんなが目前で死んでいったトラウマがあるみたい」

ハイヤー
「そうよ。当時のピコは、それなりに社会的地位があって、あの廃墟…建物の中にいた、その場のみんなを助けようとした。あなたたちの骸骨はとても高い位置にあったでしょ?惑星を脱出したかったのよ。でも高度文明が偏りすぎて………

怒った惑星が起こした、強烈なポールシフトで、みんな一瞬で死んじゃったの。

あなたたちは、今の地球と似たような状況を経験したわけ」


その惑星は、次元上昇はしなかったの?」

ハイヤー
「しなかった。地球は次元上昇して、できるだけ生命を生かそうという選択をしたけど、あの惑星はそういう選択をしなかった。だからあの惑星の知的生命体は、ひとり残らず死に絶えた。あなたが視たあの廃墟には、多くの緑色の微生物が蔓延っていたでしょ?あれはその後の惑星の姿。あの惑星は、いったんすべて消滅させて、ゆっくり復活するという選択をしたのよ」


「へえ…じゃあ、そのポールシフトのあと、私とピコ、ソウルファミリーたちは、地球が生まれ変わる未来のタイミングを見計らって、1億年くらいまえに地球にやってきたってことなのかな?それぞれのトラウマを解消したくて」

ハイヤー
「うん。ピコはいま地底で、地上の災害や社会的危機に対して行動してるでしょ。大量の幽霊を浄霊して回ってるのもそのひとつだしね。そして縁のあるたくさんの魂たちの守護に回ってる」


「一見すばらしいよね。でも…」

ハイヤー
「そう。でも!ここが重要よ!

ピコは長年まったく言うこと聞かないあなたに、霊的にすごく干渉してるの。

あなたが考えてるより、ずっと!」


「どうして?言うこと聞くか聞かないか、なんて、私の自由だよね?」

ハイヤー
「ピコはもともと浮気症および、人間が大好きなのよ。だから仲間を守れず死んじゃったことが、魂の大きな傷跡になってるわけ。次は多くを助けたいという、愛も本物。
でも一方で、とても猜疑心が強いのよ。意識が生まれた数億年まえから、寂しがり。だからピコといったん縁ができたら、なかなか離れられない。つまり…」


人格破綻はなはだしいピコから逃げようとしてるから、よけい執拗に私を追ってくるってことね」

ハイヤー
「そう。ピコは人類だけでなくすべてに対しての、大きな愛は持ってるんだけど、目の前のあなたのことは、完全に支配下においておきたいわけよ。

大きな愛を持つ代わりに、どうしても目の前のひとりを傷つけてしまうという、人格破綻ね。

だから支配から逸脱するあなたを、ピコは許せなくなってるわけ」


「あのね私、

どうして世の中の女性の漫画家って、未婚や離婚が多いのかな

って、思ってたの。結婚を隠してる人も、隠してない人も含めてさ。結婚したら仕事を失った人、何人か知ってるしね。出版社側の事情だけじゃない気がして。霊的に原因があると思ってて。たまたま私がそういう漫画家ばかり目に入ってるのかな?と思ってたけど…」

ハイヤー
「当時のあなたは、神や悪魔、そしてピコやそれに近い存在と契約してる漫画家たちを認識したのよ。

芸術の神と結婚する場合、プライベートの結婚は重婚になってしまうって、いうじゃない?

だから芸術家は離婚が多いと。それはある意味、真実なのよ。

神であれば、創作に集中させるために作家を孤独にし、悪魔であれば、支配のために孤独にする………。

ピコは芸術の神というわけじゃないし、よく芸術家が契約する悪魔とも違う。でも地底の鬼で、アーティストやクリエイターを守護することを仕事にしてるの。自分と縁の長い人たちを中心に、新しく契約する若い人たちにインスピレーションを送ってる。だから表向き、ピコのやってることは正しいのよ。でも…」


ピコの元奥さんたちで漫画家の人たちは、ピコのもつ個人的な感情によって、プライベートが壊されちゃうってことね」

ハイヤー
当たりよ!気づいたのね。よかった。昨日の夢では、あなたと縁のある神仏やご眷属たちが夢に出てきて、あなたにこう言ったでしょ?」

「本気でまた漫画を描き始めると、プライベートはすぐ崩壊するぞ!」

ハイヤー
「そう。それよ。ピコは従順じゃないあなたに常に目を光らせてる。
あなたが本気で描き始めたら、ピコとの交信がさらに濃くなるの。あなたたちは共同制作の契約をしてるからね。でもそのあとピコは、あなたに対する支配を強めてくるのよ。今よりさらに!
でもね、聞いて。あなたはあまり自覚がないけど、ピコから自分のプライベートを守る魔術くらいはひととおり、習得してるのよ。だから面倒くさがらず、日常的にそれを駆使してほしいの」


「わかった。でも自力で魔術を使った場合、どのくらいもつの?」

ハイヤー「1ヶ月」

私「短い!(泣)」

ハイヤー
「ピコは鬼族だから、ただでさえ妖術が使えるし。悪魔だった時代もある。シュメール人のころでさえ王族だったから、もともと魔術に長けてるのよ。その後の転生は神父だし……

そういうのばっかりだから。

たとえいま一般人スタートで人間転生してたとしても、目から気を出して透視とか、結界破ったりとか、簡単にできるでしょう」


「ヤバいじゃん。どうしたらいいって?」

ハイヤー
「すっかり忘れてしまってるけど、あなただって過去世はずっと魔女だったのよ。霊能者というか…だから、

たとえばそこらへんの小石に、北極星のエネルギーを入れて、1ヶ月のあいだ全方位から家を守ってもらうとかね。

できるの。だから、思い出して」

私「自分の能力を…って?」

ハイヤー
「そうよ。自力で、やって。これからは神社の神々は、もう手取り足取り人間を守れなくなる。

人間そのものが、神の力をとりもどす時代になるからよ。

新地球はそういう時代」


「うーん…わかったよ。自分を取り巻く、霊的な影響力に、なんとなく気づいてはいたから。ずっとまえから。でもまさか、ピコのせいだったなんて思わなかったわけだけどさ…」

ハイヤー
「いっとくけど…ピコが「パパ上と浮気するのは駄目!」といってることについて。別に…どうでもいいんじゃない?だってパパ上だって、元娘の伴侶がいるじゃない宇宙船内別居しながら、ずーっと同じ伴侶ではあるけど。

恋愛について、宇宙はそのへん、自由なのよ。

つまりピコのように、束縛しまくるのも、自由ってことなんだけどね」


「なにそれ…余計…頭の中がぐちゃぐちゃになったよ…どうしよう?」

ハイヤー
「もういっそ、となりのBL宇宙のピコんとこに行ったら?」


となりのBL宇宙のピコは、超真面目なんだってば!しかもBLじゃん!私女性だし!そういう意味でもぜったい無理じゃん!(泣)」

ハイヤー「ああ、そうか…」

ここで会話中断。

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五月女夕希/野良漫画家
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