この時期にオフィスをフルリニューアルした理由
こんにちわあああああああああ
free web hopeの相原です!神田でランディングページをつくったり広告運用をしたりイベントを企画したりスクールを運営したりしている会社をやっています。
2020年7月、当社はオフィス内装を全面リニューアルしました。
なぜこの時期に大きく予算をかけて、内装をリニューアルしたのか。どうリニューアルしたのかその理由を残しておきたいと思います。
オフィスは無くてもいい。
4月くらいから本格化したウィルスの影響で、様々な企業が在宅勤務に踏み切ったり踏み切らなかったりしています。
オフィスの賃料は多くの企業の悩みでした。今でもそうでしょう。
誰も居ないオフィスに毎月一定の賃料を払っているのが無駄だったり、集まったとしてもスペースに余裕がありすぎたり、今後全面リモートという意思決定をしてそもそもオフィスが不要になったり、様々です。
当社も早い段階からリモート勤務に踏み込んで、ZoomやDiscordなどを駆使した結果、「なにこれオフィスなくても余裕やん・・・」と、僕含め多くのメンバーが感じていました。実際に通常の業務に大きな支障は無く、あれば乗り越えていました。出社していない間、オフィスの賃料は無駄でしたね。
当社は2フロア借りているのですが、1フロアは完全に全く何にも使っていないので、家賃は垂れ流し状態でした。
久々に集まったメンバーの高揚感。
6月、緊急事態宣言が解除され、感染拡大も一瞬収まった隙に、久々に全社会をやりました。久々に多くのメンバーで集まった時に感じた高揚感。
メンバーのみんなも、とても楽しそうにしていました。
「久しぶり!」「太った?」「痩せた?」「髪切った?」「髪伸びた?」
みたいな、夏休み明け久々に友達に会ったかのようなテンションでした。オンラインでは、毎日会っているのに。
僕はその光景を見て、「やっぱりフルリモートは、うちには向かないや」
シンプルに、そう感じました。
意味のある場所で集まるから意味がある。
リニューアル前の当社オフィスは、一般的な島形式で机が並ぶ、普通のオフィスでした。
もしこれから出社率を抑えてですが、出社する時には、どんな場所がいいんだろう?どう集まるのがいいんだろう?と考えを詰めていった結果、今回のリニューアルはこのような方針になりました。
・意味のある場所にする
・社長含め場所を固定しない
・物理的な距離を取る
・出社有無を自分で決められる
・ネットが早い
・電話機は全て破棄
・オンラインMTG用ブースがある
・フリードリンクにする
・清潔感がある
ちなみに、物理的な距離を取るっていうのはソーシャルディスタンスの文脈ではなく、一般的な島形式で常に真横に決まった人がいるストレスを無くしたい意味の方が強いです。
正直、オフィスに必要な機能って快適な空間でネットが爆速でフリードリンクがあればそれで充分です。
ネットはNuroにしたので以上終了ですし、ドリンクも買って冷蔵庫に入れとけばOKです。場所を固定しない・物理的な距離はリニューアルが必要な要件でしたがこれらを満たすだけのオフィスであれば、コワーキングスペースで充分なのです。
しかし、僕は集まる事には意味があると考え、それは意味のある場所に集まるからより一層意味がある、と考えています。ですので、コワーキングスペースでは意味のある場所にはなりえません。僕の考える「意味のある場所」とは、メンバーの想いが詰まった場所である。という事です。そうした場所だからこそ、集まることにも意味が出てきます。
ちょっと抽象度が高いですが、具体的には当社オフィスにはメンバーの描いた絵が飾ってあります。こちらの絵のタイトルは「free web hope」
この社名から連想するものを好きに描いてもらいました。
当然ですがこの絵は、世界中でこのオフィスにしかありません。
描いたのは20卒当社メンバーのさかはるです。
https://twitter.com/illust_haru
他にも、Naho Irieさんに描いてもらった絵、このあと紹介するオフィスの至るところに飾ってありますが、全てに意味があります。
こちらは、free
それから、企業ステッカーをロッカーに張りたくったり。メンバーお気に入りの書籍があったり。艦これのフィギュアがあったりw
・思い入れのある場所に(ここにしか無いもの)、
・物理的距離を取って(精神衛生上)、
・自主的に集まれる事で(リモートフレックスなどの制度)、
メンバーへのリスペクト、仕事のしやすさなどに強く繋がると考えました。
思い返してみると、思い出には”場所”が付いていることが多いです。
あの時、あの場所、あの人と。
思い出に場所は不可欠だと、考えています。
free web hopeは企業として、こうした想いみたいなもの、体験や経験、成長を大事にしていきたいと考えている会社です。ですので、この企業にとっては、場所をリニューアルする決断の方が、似合っていたのです。
リニューアル後のオフィスがこちら。
それでは、リニューアル後のオフィスをご紹介します!
まずはリニューアル前の全景(これしかなかったw)
リニューアル後
大きく変わったポイントとしては
・応接の撤廃
・固定電話の全席廃止(電話機は全て捨てました、fondeskさんのおかげ!)
場所は4つのエリアに別れます
↑全景が見れて誰にも背後を取られないので、忍者にオススメ。
絵のタイトルはhope
↑オフィス中央のスペース、移動式ホワイトボードがめっちゃ便利
↑ファミレスふうデスク、ここは僕の一番お気に入りの場所。連日広告運用チームが占拠しているw
↑写ってないですがこの写真の右側の壁には大きなホワイトボードが2枚設置してあります。
↑オンラインMTG用集中ブースは、頭まですっぽり入る高さの背もたれです。2つあります。
↑コーヒースペース。透明冷蔵庫がフリードリンクで、グレーの冷蔵庫が私物。絵のタイトルはExceed(超える)
↑入り口、エレベーターが開くとロゴドーーン。
企業文化を体現すべく、「突き抜けています」
個人的には昇龍拳ロゴって言ってます。
リニューアル前と比べると、随分変わりました。メンバーの評判も上々です。終わってみると、本当にリニューアルして働きやすくなった。僕の席もなくなったけど、全然無くていい。
オフィスを手放す人、縮小する人、いろいろな選択肢があって、その全てが尊重されるべきだと想います、いろいろな経営者の考え方があります。
その中で僕は、フルリニューアルという選択をしました。
いつだって、選択の結果を良くしていくのは、その後の自分次第です。
この選択が正しかったと言えるように、世界の混沌に負けず、僕ららしさを貫き通し、面白おかしくやっていこうと考えています。