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成長のためのに必要なこと、研修と実践の関係性

最近、研修は意味があるのか、実践経験だけで人は成長するのかと自身の中で問うことがあり、それらの関係性について考えてみた。

◆研修

新入社員研修や年次別の研修、管理職研修など会社によって様々な研修を実施していると思う。うちの会社でも実施している。

ぼくはこれらは点を作ることだと思う。
研修を通して新しい知識を得たり、新しい考え方に触れることで知っている世界が広がる。

ただこれだけではそれぞれの点同士はつながっていないので、実践場面で活用できたり新しい自分なりの考えを思いつくことは少ないと思う。
YouTubeで野球関係のチャンネルを見まくっても練習をしなければ野球がうまくことと同様に、ビジネスにおいても研修だけ受けても必ずしも成長につながる訳ではない。


◆実践

実践とは日々の業務を指す。これはこれで非常に大事。
仕事の目的を考え能動的に取り組むことで、その中から多くのことを学ぶことができる。

また仕事をしていると、それらのつながりや関係性に気づくことがあり、新しい方法などを思いつき現在位置より前に進むことができる。

ただこれもこれだけでは不十分だと思う。
いくら学べることがあると言っても、自分の担当業務や部署の中のことが多くなるし、他の部署や組織のことを知りたいとなってもなかなか現実的には難しい。
成長できると言ってもいまの自分の世界の中での話になると思う。


◆必要なのは掛け算

研修と実践どちらに寄りすぎても良い結果は生まれないと思う。
研修に寄ると知識はあるがそれらが広がっていかない、または実態に合わない頭でっかちな状態になる。実践に寄りすぎても実務はできるがこれもまた広がっていかない。

ぼくは必要なのは研修と実践を行き来し、それらを掛け合わせていくことだと思う。

研修、またはその他のインプットで知識をつけて日々の実践に臨むことで、あっこれはあしかあそこで出てきたことだなぁなど感じることが多くなると思う。一種のアハッ体験だ。

そうすることでインプットで作った点同士がつながり自身の世界が広がり新しいアイデアなども思いつきやすくなる。

研修と実践、どちらかだけでは不十分だし、どちらかに寄りすぎても良くない。適切なバランスを考えながら行き来を繰り返し前に進んでいきたい。


2021年9月18日  永田勇気

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