生きることは孤独とどう付き合うかと切り離すことができない

一周回って、最近は人生は孤独とどう付き合うかだと思っている。
結婚したいと強く感じる理由のメインは、きっとおおよそここに帰結する。
一人で生きていきたくなくて、一人で上手に孤独と戦える自分になれないから、だからこそそれを少しでも紛らわせることのできる相手が欲しいのだと思う。

日常を共有できる居場所感が、私は生きる上でとても大事だと考えている。
その人がいくら色々な場所に所属していたとしても、それだけでは居場所感は得られなくて、その所属先でどれだけ心を許せる状態が築けているかが問題になる。
ほんのちょっとの喜びや悲しみも、共有できる相手がいるかどうかで、人生の彩は大きく変わってくるように感じてしまうから。

無難に微笑んで、わざわざ自分のプライベートなんて話さなくて、少し気疲れしてしまう、そんな関係に居場所感はないけれど、久しぶりに会う本音を話せる友達とは、日常が共有できていないから特別なことしか話せない。
そうなってくると日々の楽しみが、とても虚しいものに思えてきてしまったりもする。

人と関わりを持てば持つほど、摩擦も苛立ちも経験する。
だけど一人で摩擦なく過ごしてもなお、人は自分自身に囚われていってしまう。
一人でも全然平気な人もいるかもしれないけれど、私は一人で平気な人になろうとして、だけどなれなかった。

感情が動くことで、今を生きていることの価値を感じる。
誰かと日常を共有しているからこその、くだらない話やふざけた話ができる時、喜びを感じる。
身の回りで起きた些細な日常の断片、言おうとした言葉のその先を言わずともわかってくれること、気を許していない相手にはできないような甘えた態度、そんなことが叶う相手がいることが、孤独を随分和らげてくれる。

たとえ結婚したとしても、その先離婚するかもしれないし、相手の方が先に亡くなってしまうかもしれない。
もしそのいずれでもなかったとしても、その相手は結婚相手だけじゃなくて、何人かいてくれることでもっと、人生が心強いものになってくる。

私は一人で平気になれないから、そういう相手をどうやって複数持ち続けるかが課題になってくるのだと思う。
一緒に住む人がこの先できるにしてもできないにしても、そうでない相手でまずは日常を共有できる居場所感のある相手を探す、そんな関係性を育みいくつか持ち続けられるようにする、そうできたら人生への不安はきっと、大きく和らいでくれるように思う。

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たまに普通のエッセイも書きますが、普段はコーチングなどをしています。

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