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元不登校N高生が考える学校のメリット

メリットデメリット云々ではなく、そもそも当たり前に行くものだという考え方は置いておいて、今回はわたしの考える(リアルの)学校のメリットを考えてみます。

わたしの考えからして、学校のメリットは大きく2つあります。
(小中が前提の話が多いです)
一つはコミュニティ力、もう一つは勉強強制力です。それぞれ掘り下げます。


コミュニティ力

メリットの7割くらいこれだと思います。
とにかく、学校という場所はコミュニティとして強いです。
同年齢の子どもたちが、一つの空間に集められて、同じ勉強をしたり、遊んだりする。その過程で友達をつくったり、ある人とは距離を置いたり。つまり、人との関わり合いについてが沢山詰まっているのです。

コミュニケーションについてある程度まともな人は、誰かしらとは仲良くなって、よく一緒に喋ったりするのかな。そうでない人、学校でぼっちの人も、学校という社会で生きている訳ですから、偉いと思います。将来仕事に就いたときにギャップが少ないはずです。


これを、(たぶん)発達障害とかいじめとかでもないのに、逃げてきたのがわたしなんですね。実際どうなってしまったかというと、コミュ障すぎてとにかく人と会話できない。他人の前だと声がでないというか、ものすごく低くて聞き取りづらいトーンになっちゃったり…
かつてのピアノの先生にはご迷惑おかけしました。

普段母と弟としか(こっちから一方的)話さないので、相手を配慮することもできません。相手の話に適切な反応をする力(返答力)も皆無なので、母がわたしに色んな話をしてくれることがあるけど、「ふーん」とか「そうなんだ」(プツリ)で返してしまって、続かない。

これについては一応対応策があって、まあまず天性の何かで上手く会話できる人はそれで良いですし、そうでない場合真っ先に出てくるのは他のコミュニティに属することです。習い事(ほかに習う側の人がいると尚良し)はコミュ力以外でもきっといいことあるし、かなり無難です。

わたしは高校生になってから、習字教室に通い始めました。そこで周りの人と話すわけではありませんが、先生とのコミュニケーションでグダるとどう思われるかわからないので、何とかまともでいようとする効果が働きます!(わたし個人の経験談です)こういうところからコミュニケーションを克服していくんですかね。

ほかにも、高校生であればアルバイトでバイト先の人やお客さんと(定型句でもいいので)コミュニケーションを取ることが有効でしょう。わたしも近日中に始める予定です。

ここまでコミュニケーション力という視点で書いてきましたが、コミュニティ力というのはそれだけの意味で使ったわけではありません。

たとえコミュニティの他のメンバーと直接話さないとしても、その人たちの生き方を間近で見られるというのが大きいです。小中高どこでも同じ話で、「クラスメイトの〇〇さんは勉強の成績がこれくらいで、普段こういう人とこういう話をしていて、実は〇〇ができて…」 みたいなものを、ある程度知りうるわけですよね。

わたしの今の状況に合わせて勉強について言うと、一人で黙々と続けるのはかなり難しく、というのも、比べる相手が(ネット以外に)いないので、リアルで身近な人がどうやって勉強してるかとか、どれくらい出来てるかとかが全くわからないのです。


学校にいる人は個人差はあるにせよ、今現在はまともな考え方を持って過ごしているわけで、将来もある程度まともにしていこうという人がほとんどなはずです。通信制高校はある意味ニート予備軍ですから、少なくとも自分がまともな将来を志すには、自分自身の意志が必要です。
これがなかなか難しいので、わたしはよく何かの試験の後、廃人同然になったりします。


勉強強制力

個人的な話が多くなってきたところで、次。

学校には、一定の勉強強制力というのがあります。

あくまで「一定の」で、完全な力ではないと考えていますが、その一定の力が結構大事なのです。

小中では、義務教育として子ども全員が授業を受けます。1日5時間以上、毎日。学校のカリキュラムに従っている限り、どんなに勉強が苦手な子どもでも、ある程度の読み書きの力などが身につきます。

わたし自身は中学までの勉強で苦労しなかったのでいいのですが、不登校の子どもの中には苦労する人も多いはずです。

高校に入ってからも、通信制高校というのは(少なくともN高は)授業がとても少なく、テストも緩いので、よほど真面目な生徒でもなければほとんど勉強しません。

高校はレベルが様々で、県内の底辺高校生みたいな人だったら同じように勉強しないのかもしれませんが。とはいっても、リアルの学校には授業があるので、(単位取得ギリギリ作戦でもしない限り)授業に出て、その時間は勉強しなきゃいけないわけですから、やはり強制力があります。

で、わたしのようにモチベーションに波があるようなタイプでも、継続的に勉強することを強いられるというのは、なかなか大きいメリットかと思いました。

これも一応対応策があるにはあって、別の方法で勉強に口出ししてもらうこと、つまり塾やオンラインコーチングがあります。とはいえ、例えば東進衛星予備校に体験に行ったとき、映像授業を流しながら机に突っ伏して寝てる人もいたので、どこでもいいから行けばいいというわけでは無さそうです。



まとめ

以上、学校に行ってなかった人の視点で、学校のメリットを書いてみました。本当はコミュニティの部分で部活とか、青春とか書いても良かったのですが、みんながそれを得られるわけじゃないので、あえて置いておきました。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

(※サムネ画像がなかった)

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