刺さった杭を利用する
今日は記念日。ハッキリと物申してくれた人物の言葉から、今年の目標が家族間で共有された日。
「今そんなことしてる場合じゃないのでは?」という思いがけず放たれた電話越しの声に、私はひどく衝撃を受けた。笑って交わす癖から、その電話は何事もなく終わったかのように見えたが、私の心にはでっかい杭が刺さっていた。
なにもかもの思考が止まった状態で、誰かに分かってもらおうと、共有することで痛みを減らそうと、たぶん下心から、吐露した。
でも、たぶんその発言はド正論で、私の悪癖「後回し癖」を遠回しに、かつ的確に突いていた。会ったことのない人に指摘されたことで、私は新たな気づきを得た。このままのペースだと、また私は絶望に浸ることになってしまう。
こんなエピソードをパートナーである旦那に話すと、彼は「今日は記念日だね」と言った。「俺も、といも、後回し癖があるから、それはやっぱりよくないこと。一緒に直していこうよ。」と。
私たちは、刺さった杭を利用して先へ、一歩先へと進んでいく。そんなふうに二人三脚すると決めた日。
今日の、とい。