拝読 / 鼻血覚悟の文章にわたしは正座をする
鼻血覚悟の文章にわたしは正座をしていました。
たとえば、仕事は好きなコトと向いているコトが違うように。
たとえば、着たい服と似合う服が違うように。
たとえば、note(文章)は書きたい文章と読みたい(読まれる)文章は違うようです。「読まれたい」文章を書きたいのなら「書きたい」文章を書きたい!では足りないのです。
書きたいから書いている、読まれなくてもそれはそれでヨシ。
書きたいから書いている、書いたなら読んでほしい、それもヨシ。
どちらも「あなた」の正解です。
それでもなんだかしっくりこない。というわけでしてnoteを読みあさりました。どうしてnoterさんは「書く」ことを続けているのだろう?
結局のところどうしてnoterさんは「書く」ことを続けているのだろう?の答えは、
書きたいから。
答えは、書きたいからでした。その書きたいからのなかに、それぞれの理由がありました。自身のためだったり、誰かのためだったり、衣食住のためだったり。
そのなかでも興味深かったのが「読まれたいから書いている」です。
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書くからには誰だって読まれたい、スキやフォローが欲しいと思うのはフツウでしょう?と思いますよね。
確かに!
わたしが興味をもったのはソレではなくて、「読まれるために鼻血覚悟で書いている」ような勢いと戦略と努力です。
「書く」ということを探りました。探ったといいますか、むさぼり食ったような感じでnoteを読みあさりました。少し大袈裟にいって四六時中です。
書くことへの意味とか意義とか理由とか、そのこたえを見つけるには少ない数なのだけれど読みました。そしてわたしはタイトル通りとなりました。
鼻血覚悟の文章にわたしは正座をした。それも無意識に。
鼻血が出る勢いで書くアナタの前でわたしはいつの間にか正座をしていました。強制的に正座したのか、圧巻だったのか天晴れだったのか覚えていません。
なぜなら無意識の正座だったからです。
noteで書くひとたちには、それぞれのスタンスがあると思います。どれが正解でどれが不正解、そんな是非はないですよね、きっと。それでも、なんか鼻血が出る勢いで書いている!と感じたアナタの前ではわたしはあぐらをかけないと思ったのでしょう。
「このひとなんだかすごいっ!鼻血が出てるっっっ」と思ったら、いつの間にかイスに正座していました。無意識に読み手を正座させてしまうほどの「書く」という勢い。それは無敵です。熱いのです。
書くスタンスはそれぞれ。たとえばそれは、文字の向こう側に座る「あなた」をクスッとさせたいということも。毎日公開することで自分なりの目標があることや。言葉を介して自身を落ち着かせるといったことも。
鼻血が出る勢いと表現しましたが「とてつもない何かが迫ってくる文章」だけがソレ、ということではありません。軽やかな表現も、やさしい言葉も、クスッと笑える楽しさも、その背景にどれだけの見えない努力があるのだろうと想像したのです。
「書く」ことへの熱さ(勢い)には、感情の熱さは必要なのだろうと思います。そしてそれと同じく「読まれる」ことを創造していく努力(戦略)も必要なのだと思いました。
熱い?努力?戦略?
もっとライトに考えませんか、と仰るかたもいるでしょう。
一見、ライトに感じるnoteでも文章の向こう側に努力(戦略)はちゃんとあるのです。戦略といってしまえば営業的な感じがして抵抗あるのですが、読み手へのやさしさ・「あなた」に向けられた言葉、という戦略です。
単にスキの数やフォロワー数の大小だけではない読み手に向けられた戦略、その文章にはわたしのほうが鼻血出そうです。
わたしはといえば自分の役に立つために書いています。書くことでアナタがスキを送ってくれたり、へろへろなわたしに不意打ちでコメントを送ってくれたり。
わたしが助けられる(ほしい)コトバは慰めや哀れみを投げかけるコメントではありません。
こちらの事情や状況とはまったく無関係のアナタが、日常の些細なコメントをわたしに届けてくれる。また、直接のコメントではないのだけれど、たくさんのnoterさんの言葉を読んで心がほろっとなる。
そうやって、わたしはnoteでジブンを助けています。自分がジブンの役に立つためにnoteを続けています。
自分でジブンの機嫌をとればいい。と、よく聞きますが、ソレに似ているかもしれません。元気なときもそうでないときも、それでもnoteを続けたいと思うのは自分がわたしのために役に立ちたいからです。
鼻血覚悟の文章に正座したり、このnoteがまとまらなくてわたしのほうが鼻血出そうになったり。とても騒がしい数日間でした。そんなときでも読むことを続けました。noterさんたちの言葉は鼻血出ちゃいそうなぐらいスキ。戦略と努力とやさしさが向けられた言葉にはやっぱり正座しかありません。
ありがとうございます