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9月17日の誕生日、西宮の「ぴーまん(青椒)」さんに行って嬉しいことがたくさんありました。

数ヶ月前に思いついたのですが、「自分の誕生日を手始めに、限られた人生、有難いことに残されたその時その時に一番したいことを実行していこう」と決心しました。
そして、今日は9月17日の誕生日。数ヶ月前に決心した際、ネットでとても行ってみたい、行って食べてみたいと思った西宮の「ぴーまん(青椒)」という中華料理のお店に、東京(の八王子)からは遠いけれど、誕生日の昼食を予約しました。朝早く(6時50分発の)バスに乗って、電車や新幹線を乗り継いで12時半に到着。実はその到着までに、道にまよって、電話に出られたお店の奥さんに丁寧に道順を教えていただいて到着できたのでした。ドアの外で奥さんが、電話の子機を片手に心配そうに待っていてくださったのに恐縮しましたが、そんなことからも、ここがとてもいいお店だと感じ取れました。
予約の際にお話しした結果、コース料理は一人ではお願いできないけれど、少しずつのお料理でコースに近いお料理を作ってくださることになっていました。このことからも心遣いが感じられて、行ってみたいと思えるお店でした。
これから紹介しますが、出していただいたお料理は評判通り、どれもとても美味しく、遠くまて来た甲斐があったと思えるものばかりでした。

前菜: 海老の下にはマヨネーズ味の卵ポテトサラダが…。前菜全てが美味しく、これからのお料理に期待が高まります。
海老料理の2種盛合せ: 大きくて新鮮な海老の美味しさを堪能しました。
白い麻婆豆腐: 上品な柚子胡椒の風味。さっぱりした味なのでいくらでもいただけそう。
雪のようだけど温かいヨーグルトホイップクリームの中に美味しいほたて貝柱が……

白身魚のカルパッチョ: 魚、野菜、フルーツそれぞれの色々な味わいと食感が楽しめました。
添えられていたコーンスプラウトの味と香り(撮影前にたべてしまったのですが…)や果物に感動。さらにメインの酢豚の深い味わいにもっと感動。……来てよかった。
満腹だけど、この温かくて優しい味わいに癒されました。

気さくで優しいお店の奥さんから、「東京から、何か用事で来られたのですか?」と尋ねられたので、「用事で来たのではなく、自分の誕生日にこのお店でお昼をいただきたくて来ました」とお伝えしたところ、料理の終わり近くに、ご丁寧にご主人の内野緊さんが名刺を持ってテーブルにきてくださいました。YOU TUBEで拝見していた料理の名人ご本人にお会いできたことが嬉しく、写真をお撮りしていいかと伺うと、お店の方に頼んでツーショットの写真を撮ってくださいました(表題の写真です)。
最後に、デザートを内野さん自らが、火を灯したロウソクを一本立ててお持ちくださり、他のお客様が2組ほどいらっしゃる中、気恥ずかしくはありましたが、とても(実のところ涙が出そうなほど)感動しました。

「お誕生日おめでとうございます」と、ローソクを灯して店主の内野緊さん自らが運んでくださったデザート。

さらに、会計の際、内野さんから「恵みの雫」という絶品の創作醤油と、奥さまの手作りの小物がいくつか入った手提げ袋をいただき、内野さんにわざわざドアの外まで見送っていただいて…本当に有り難く思いながら駅に向かいました。

その後、また心に残るいいことがありました。
新横浜からJR、京王線を乗り継いで、ようやく最寄り駅からバス停に向かって急ぎ足で歩いているうちに、バスの発車時刻になってしまい、バスのドアが閉まり、動き始めてしまいました。
諦めて立ち尽くしていた私からバスまで10メートル程もあったのですが、何とそのバスはロータリーの出口で止まったと思うと、その後ドアを開けて私の乗車を待ってくれたのです。お陰で30〜40分後のバスまで待たずにすみました。バスを降りる際に「止まっていただいて有難うございました」とお礼を伝えたところ、「とんでもない」と答えてくださった石田孝宏さん(運転手の方のお名前)、本当に有難うございました。疲れて帰ってきた私にとってどれほど有難かったことでしょう。

頑張って、決心して遠くまで行った甲斐があったことの嬉しさと、深く心に残る誕生日を過ごせたことへの感謝の気持ちで一杯になった、心がとても暖かくなった一日でした。(2024.9.17の76歳誕生日)

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