FTMに生まれて。〜男になんてなるもんじゃなかった!?〜
生まれ変わったら男になりたい?
たまに、FTM・MTFでも
生まれ変わってもまた同じ自分でと言う人がいますが、
僕は、もうごめんです(笑)
男でも女でもどっちでも良いから、とにかく『体と心が一緒』で生まれたい!!
ただそれだけ。
普通に恋愛をして、普通に好きな仕事を求めて、普通に家族を作り、普通に親になり、普通に歳をとりたい。
「普通」を知らない人生。
LGBT・FTM・性同一性障害として生まれた今世も
僕なりに試行錯誤しながら
「今」を精一杯生きてるけど、
物心ついてからずっと性別違和を感じて、治療をして体と心を合わせても、それまでに費やした時間は大きい。
特に学生時代は暗黒だった。
親に守られて過ごせる本来ならば楽しい時間。
楽しい恋愛、人間関係の形成などがすっぽり抜けている。自分に嘘をつく事で、今にも壊れそうな心のバランスをとっていた日々。
みんなと同じように、ただただ普通に恋をしたり、家族と過ごしたりしたかったなぁ。
性同一性障害は一生ついて回るもの〜肝心なのは経済力〜
性別を変えても、ただの「男」にはならない。
維持していく為の、男性ホルモンの投与は死ぬまで続く。
それによる副作用ともつきあっていかなければならない。
僕の通ってる病院は、戸籍が男でも男性ホルモン投与は保険が適用されない。
100%負担の医療費。
保険証を持っているのに会計の度に
「保険証の確認を」「あっ、自費です。」
このやり取り。
矛盾を感じてもそれがルールと言われたら受け入れる選択肢しかない。
心と性別を合わせたことによって、精神的なストレスは減ったが、今度は
「経済力」の安定という新しい問題が立ちはだかる。
治療はもちろん。それに加えて、
FTMなので、男としての社会的役割。
彼女、奥さんを守っていく「経済力」も求められる。
男って大変。。
なりたい「性別」憧れの「性別」になって初めてわかった事。
「男になんてなるもんじゃない。」(笑)
もう戻れないし、もちろん戻る気はないんだけど、
「男」と「女」二つの性別を経験した僕の正直な気持ち。
性同一性障害をカミングアウトした後に母が「男の教育をしていなかったのにこの子は大丈夫だろうか。」と心配していた意味が今はわかる気がしている。
治療は戸籍変更が最終目標だけど、実は
戸籍だけ変わっても意味がない。
自分が求めているカッコイイ男になる為に、経済力・包容力・忍耐力を身につけていかないとまたそのギャップに心がついていかなくなるだろう。
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